2週間の入院生活はラクではありませんでしたが、いい経験になりました。
初めての入院ではないんですけれど、今回はいろいろ感じたことがありました。
そろそろ通常生活に戻りつつある中で、そんなことも忘れてしまいそうなので備忘録として書いておきます。
あらためて思ったのは、看護師さんの仕事の幅が広いこと。
患者の世話が中心ですが、患者もいろいろいますからね。
どこが痛い、ここが痛いという患者一人一人に優しく接してくれる姿はもうまさに天使。
ナースコールを押しまくっても「どうかされましたか?」と飛んできたり。
下の世話も嫌な顔せずささっとやってくれる。
シャワーの使用ができない私のような患者には、3日に1回は髪の毛を洗ってくれて。
夜勤も肉体的にも応えるだろうに、そんな感じは一切見せず、いつでも明るくさわやか。
異業種の仕事ぶりというのは、じっくり観察する機会はあまりなかったので、看護師という仕事の大変さはすごく感じましたし、私にはできない笑
あともちろん医師は命の恩人です。
窓口になっていた先生は、私の半分くらいの年齢に見えるとても若い女医でしたが、すごくしっかりしていて頼りになりました。
そして手術を担当してくれた先生はわかりやすく簡単に説明してくれるんですけど、すごいですよね。。。
どこに卵巣があって、どこに腫瘍があって、どうやってそれを取ったの?! しかもイケメンだったんですよこの先生。
それから、毎日の回診のほかに、手術を担当した先生3人がかわるがわる体調を見に来てくれたり、窓口の先生は毎日ベッドにきてくれて。 これって普通なんですかね? とにかく安心しました。
それから病院食。
おいしくなかったなー。
入院して1週間くらいはそもそも食欲がなかったので、そんなに気にしていなかったけれど。
手術した直後は、すべての料理がとろみちゃん(流動食)。
献立には「キャベツと鶏肉のトマトソース煮」とか書いてあるのに、形も何もなくて液体だったり。
だんだん元気になってきて、お粥(味なし)がお米の白飯になったり、焼き魚とかがでてきたときは感動しました。やっぱり、食感って大事w。
私の天敵の点滴。
これをいつも持ち歩いてるのは面倒でした。
特にトイレ。点滴をやってると体に水分がどんどん入っていくので、トイレは2時間に1回は行ってました。
あと、お腹にも管がはいってて、ダブルで面倒でした。
あとは大部屋と個室のこと。
個室となると、個人負担の費用が発生しますから大部屋がいいに越したことはないのですが、
最初の1週間はいろんな痛みがあったので、一人で「い゛だい゛・・・・」って唸ってることもありました。
そんな状況で大部屋は無理だったので、個室にいましたが。。。。
個室は他人を気にせず自分だけの空間を快適に過ごせることができてメリットしかないと思っていたものの、痛みがあるときに個室っていうのは孤独を感じやすくて軽く鬱っぽくなりました。
退院が長引くことになって、もう大部屋に引っ越ししても平気かなと思って4人部屋になりました。
これはこれでやっぱり他人に迷惑をかけないように気を遣いました。(当たり前ですけれど)
幸いだったのは、マナーやモラルのあるご婦人が多かったので、かなり静かな大部屋でした。
入退院が多かったので、たまにイビキが酷いおばあちゃんもいたりして。
まぁ仕方がないから睡眠薬をもらって無理やり寝たりも数日ありました。
退院してからは睡眠薬を飲まなくてもいいし、消灯時間も気にせず起きていられるというのが一番うれしかったかも。
退院したあとに残った問題は、個室の差額ベッド代。
ボーナスでカルティエの時計を買いたいと思っていたものが、すっぽりそのまま差額ベッド代になってしまいました。
なんか全然面白いことが書けなくて普通の感想文になっちゃいました。
すいません、自分用に備忘録ということで。