店内は、照明が少し落ちていて、落ち着く雰囲気の喫茶店みたいな感じでした。
テーブルは5卓のみ。あと3名くらいのカウンターが奥にあるくらいのこじんまりとしたお店。
接客の女性が1名いらっしゃいました。
きちんとした黒のユニフォームを着ていて、上品な接客です。
インド料理というと、活気のあるお店が多い中、かなりトーンが違いました。
ランチセットは3種類から選べました。
私はカレー1種類にサフランライスのセットで。
ランチには、ミニサラダとミニラッシーがついてきました。
サラダはひよこ豆やキウイ、ニンジンなどがミックスされていて、軽くブレンドしたスパイスがドレッシング
代わりになっている、素材の味が生きたサラダでした。
濃厚な味のドレッシングで素材の味を騙してないのがよかったです。
あと、ラッシーはパイナップルベースの味。
フローズンのフルーツ(なんだったけw)がアクセントになっていて、両方とも
インドでも食べたことがないような上品な味わいでした。
野菜カレーとか、ひき肉のカレーとかあったのですが、私はダールタルカにしました。
ダール→豆 です。
豆カレーなので、ベースはマイルドで優しい味です。
それを一番辛くしてもらいました。
ボリュームは驚くほど少ないです。
サフランライスのお皿がステンレスの銀皿じゃないのが珍しい。
インドに住んでいた私が説明しますと、なぜステンレスのシルバープレートをインドでは使うのかというと、
メイドさんが皿を洗うときに、ステンレスのプレートだと傷がつきにくくて割れないから、というのが
理由です。
日本はそんな心配はいりませんね。
食べログのレビューを読んでいたら、こちらのお店のことを「インドの京料理」と
書いていた方がいらっしゃいました。
まさに私はこの言葉がピッタリだなと思いました。
インド料理を期待していると、想いの木のインド料理はちょっと違います。
インドの家庭では、オーガニック野菜を使用していたので野菜の素材もいいものを使っていましたが、
こんな優しい味ではありませんでした。
いい意味で、こういうインド料理もアリだなと思います。食材のよさも感じますし、繊細さもあります。
だから、今回の私みたいに「ガッツリインド料理たべるぞー!」
という気分で訪れると、「あれ?」っていう感じになります。
うちの彼をお店に連れて行って感想を聞いてみたいです。
(ちなみにうちの彼は、日本ではダントツ、検見川のシタール推しです。)