アジアNo1レストラン(ワールドだとベスト10)・Gagganのレポ、後編です。
(前編はこちら )
アジアNo2のレストラン”Narisawa"もそうですが、料理を見て驚く、そして食べて驚く。その連続。
バースデーディナーとかの最後のデザートのときに、「サプラーイズ!」って言いながら、バースデーケーキが登場しますよね。ガガンやナリサワは、それが毎皿毎皿の連続なんです。
オーナーシェフのガガンはインド・コルカタ生まれ。
料理よりミュージシャンになるほうに興味があったみたいですが、いつの日かインドの有名なTAJで
料理に携わるようになり、それからバンコクで仕事をしたり、エルブリで料理を学んできたそうです。
インド料理というのは、まぁどこも同じ感じ。
でもガガンは、インド料理をフレンチや和食のような感じにアレンジしたいと考えて、
それでガガンというレストランをオープンすることにしたそうです。
インド料理はオーダーしたら一気にお料理がテーブルに並びますが、
フレンチや和食のように、食べ終えたら次のお料理が登場、というのは私はガガン以外で見たことが
ありません。
テーブルには、素敵な胡蝶蘭の花。
前回までの料理は、「ストリートフードをテーブルの上で食べてみよう」がコンセプトでした。
ハンバーガーとか、パニプリとか、パパダムとかです。
↑これは "Say Cheese!" 「はい、チーズ!」みたいな。
料理の名前1つ1つも凝っています。
最初にメニューリストをいただくのですが、料理名だけで想像して「どんな料理がこれからでてくるんだろう」というワクワク感もあります。
かわいい!瓶の中に何かがはいっています。
4種類のチーズの温かいスフレと、クリスピーなライスシリアル。
それにグリーンのチリオイルがかかっているという、よく考えたなこんな料理と思うし、
男性がこんなかわいい見せ方を考えるということに驚きます。
2口、3口程度の小さな「サンドイッチ」。
中には、なんとフォアグラムース、チャツネなどがブレンドされています。
チャツネを使用したりちゃんとインド料理です。
バケットの部分、これはさすがエルブリっぽくて、シューっとした食感。
玉ねぎを使用しているそうです。
え! 石ころ!
ぱかっとあけますと。。。スープです!
スープですよ、スープ。
見せ方、最高。
62℃でじっくり調理した卵黄と、トリュフ&チリの香り高いスープ。
他にもキノコやマッシュルーム、アーティチョーク、アスパラガスで複雑だけど優しい味に仕上げています。
炭!
メニューには”何かは言わないよ~”とだけ書いてあります。
そっか、言わないのかw
炭のいい香りがするんです。
炭の塊にナイフをサクッといれますと、中から黄色いもの。
マッシュポテトとスズキなんだそうです。それにコリアンダーで香りづけという、これも複雑だけど
シンプルにおいしい。
見た目、まるで炭のよう。
タイトル”川の王様” 笑
フレッシュな川エビを、タンドール(窯)でグリルしています。
カレーの葉(という香辛料)と、チャツネで味付けしています。
エビから泡がでているようなところや、葉っぱのようにソースをデザインした見せ方。とってもユニーク。
あら、またもやジャパニーズテイストな。。
なんでしょう?
ごはん!
バスマティライスだと思います。
それから、ココナッツもちらしているという。
おいしかったんです、これが。
ごはんのお供にはカレー。
そっか、そうだった。ここはインドレストランだった。
この料理名は”アングリーバード”(怒った鳥)
・・・あの、アングリーバードというゲームを彷彿させるかのようなユニークさがあります。
鶏をじっくり調理しているから、だから鶏が怒ってるっていうことか。
スパイスが聞いていますが、ほどよいスパイスで辛すぎではありません。
ここからデザート。
料理名が "MADE IN JAPAN"
ウレシイじゃないですか。
どこまでも二ホン大好き、日本の料理に感動したっぽいところが感じられます。
抹茶のティーケーキにマスカルポーネ、塩バニラアイスクリームにはワサビの味。
サクサクとしたクリスピーな食感のものと、なめらかなスイーツの味とのバランスがよい。
”マグナム”
なぜマグナムなのかというと、マグナムっていうアイスクリームがあるんですけど
それをガガン流にチュッパチャップスみたいにアレンジしたよ、ということみたいです。
マグナムが好きなんでしょうか、ガガン。
→これ。
最後にゼリーのような小菓子。
そして、このあとにはグミのようなものをいただきますが、これはインド料理をいただくと最後に
フェンネルを口に含んで口の中をリフレッシュさせるのですが、そんな感じでした。
以上でガガンのレポは終わり。
も、最高によかった!