10月になり、北欧の寒くて暗い時期が始まりました。
私の住んでる地域では、
冬至になると朝の出勤時は真っ暗、夕方の退勤時にも真っ暗という、
日照時間約6時間になります。
スウェーデンに移住した最初の数年は、
早い時間に暗くなることが面白かったけど、
17年も住んでいると、ただただ憂鬱なだけになります・・・。
ただ、そんなスウェーデンの冬ですが、
介護士の私にとっては一つだけ長所があります!
それは、
利用者が夜は早く寝て、
朝はゆっくり起きてくれること!です
冬至が近づくにつれ、日の入りが早い時間になるので、
外が暗くなると、多くの利用者がいつもより早い時間に就寝します。
スウェーデンでは、利用者が寝たいと思った時に、就寝介助をするので、
利用者の寝たいという意思が無ければ、介助することが出来ません。
ただ、職員目線で考えると、
夜勤さんに、全員の就寝介助を任せるのは大変になるので、
出来るだけ介助をしたいという気持ちがあります。
冬至になると、夜ご飯を食べ終わった利用者が次々と、就寝介助を必要として、
夜勤さんが始まるかなり前の時間に、
全ての就寝介助が終わっているということがあります。
そして、その後、不穏や徘徊などなく、みんなぐっすり
なので、日勤職員も心置きなく定時に帰ることができます!
そして、朝は7時に出勤したと同時にナースコールの嵐ではなく、
起きてくる時間にばらつきもあり、
大きな予定がない限りは、11時位までに起床介助が終われば良いので、
とてもゆったりと起床介助が出来ます。
スウェーデンの寒くて暗い冬は、
朝起きるのも嫌だし、外に出てもテンションが上がらないしと、
私の普段の生活にとっては短所しか無いのですが、
介護士として働いている時は、そのおかげで仕事が円滑に回って、
その時ばかりは、寒くて暗いことが唯一の長所になります