前にスウェーデン人介護士の強さという記事で、
少しスウェーデン人の性格について話したと思いますが、
今回はそんなスウェーデン人の性格(意見が強く・効率が良い)を
日本人が取得するとどうなるかということを書きたいと思います。
(すみません。失礼は承知で、私の普段の考え方や性格を少し書かせていただきます。

スウェーデンにお住まいの方は、少しこの気持ちが分かっていただけるかと思います^^;)

私が以前日本に一時帰国していた時、
老人介護施設でスウェーデン介護についてお話させていただいたことがありました。

私なんかの為に、施設長さんを初め、たくさんの方がお出迎えをしてくれました。



挨拶の時、スウェーデンでは初対面の場合、必ず握手をして自己紹介をする習慣があります。

その感覚で、手を差し出し
「ミナです。よろしくおねがいします!」
と全員に握手をして挨拶していると、何故かみんな反応がいまいち。
なんでだろう?と考えていると、
施設長さんから、
「外国の方って感じがします」と言われ、
頭の中?マークの私。
「外見とかも思いっきり日本人だけどなんでだろう?」と考えていると、
施設長さんが
「握手はびっくりしました」と。

おぉ~!そうだった!!日本では深々とおじぎをするんだった!!!
・・・が、時すでに遅し。でも施設長さん初め、全員の方が理解ある人たちで良かった^^

そしてその後施設内を見せていただくことに。
各フロアを一つづつ回っている時に、
お出迎えしていただいた総勢6人くらいで回っていたのですが、
その時に主に説明をしていてくれたのは介護主任さん。

「私にこんなに人が付いてこなくてもいいのになぁ。自分の業務をやっていただきたい。」と思った私。
エレベーターの中で
 「皆さんお仕事があってお忙しいと思うので、ここからは、介護主任さんと2人で回ってきます」
と他の方たちに話すと、皆さん返答に困っている様子。
そんなことはお構いなしの私^^;(今考えると大変失礼・・・)

「では、主任さん行きましょう~」と全員を振り切って、半ば強引に2人で回りはじめる。
そして、エレベーター前で取り残された方々・・・。
 


施設を全部見せていただいて、主任さんに移乗方法まで教えていただき、
大満足の私が戻ってきた時に、施設長さんが
「さすが海外にお住まいの方だ。こういった経験は初めてで、対応に戸惑ってすみません。」
と言われ、

私、
「しまった・・・・・・・・・」

いえいえ、海外に住んでいるからって、日本の文化を軽んじるのは良くありません!!!
謝らなくてはいけないのはこちらです!
と思いつつも、そこは半分スウェーデン人化した私。私の行動に全く悪気がなかったことと、
何故私が主任さん以外の人が付いてくるのを断ったのかを説明させていただきました。
「1人でいいところを数人で案内するのは、その人たちの時間の無駄なので、
その時間を代わりに利用者さんや職員の為に使っていただきたかった」と。
(施設の方々が理解ある心優しい方々で良かったです)

スウェーデンの実用的で効率の良い時間の使い方文化が出た瞬間でした。

(実家に帰ってからこのことを両親に話したら、しっかり怒られました・・・。)