今日は久しぶりに時間が取れたので、ゆっくりと本を読むことができました。
まず、福井晴敏著の「終戦のローレライ」を読み返しました。昔映画化もされたんですよ。役所広司や妻夫木聡が出ていました。
第二次世界大戦中の潜水艦をめぐる話で、読み応えがあって面白いんですよ。
同じ作者の「亡国のイージス」を読んでいますが、こちらは現代の潜水艦が舞台で、これも面白いです。
ミステリー小説も読みました。北山猛邦著の「踊るジョーカー 名探偵音野順の事件簿」です。
これはいわゆるユーモア・ミステリの連作短編集で、でてくるキャラクターが魅力的なんです。
人見知りで弱気なひきこもり探偵と、彼をひきこもらせたくない助手の掛け合いが面白いですよ。
さくさく読めるのもいいですね。
皆川博子著の「結ぶ」も読み終わりました。こちらは非常に幻想的な短編小説です。
特に「水族写真館」が好きです。主人公の女性と、彼女に物語を語る女性がどんどん同化していく様が魅力的でした。