メセニーのピックの持ち方 | ギター奏法における主観的観測、、ともろもろ!

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数年、ギタリストとして、講師として感じた事や経験に基づく、ごく主観的なギター奏法についての考えや
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たまにはギターには関係ない事も...。

フルアコにはフラットワウンドの弦を張っています。
そのせいか、はわかりませんが175は通常とは違うピックの持ち方、メセニーと同じ持ち方をしたほうがより「らしい」音になります。
ストラトだとそんなことないんですけど。
面白いです。
チタン・サドルの影響もあるんでしょうか?

メセニーのピックの持ち方はけっこう変わっています。
やってみましょう。
まず人差し指と中指の腹にピックを逆向き(丸いほうが指先にくるように)に置いてください。
ピックの先は写真の角度になるように当ててください。

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次にそのままピックの先にほぼピックの角度に対して真っ直ぐになるくらいに親指を当てます。

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親指はピックの先を持つ感じ、ですね。
基本は中指と親指でピックを持って人差し指を添える程度に。

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ヴァン・ヘイレンも同じような持ち方な気がします。
彼はタッピングをする都合上、でしょうが彼の音が独特なのはこのピックの持ち方が大きいと思います。

この持ち方の時の弾き方の基本は手首の動きよりも肘から先を動かす感じです。
アップの時も手首を返すのではなく、ストローで飲み物をかき混ぜるような動きになるようにします。

手首は弦の上に置いたり、ピックガードに小指と薬指を置いたりです。
メセニーは手首をほぼ置きっ放しですが同じような持ち方をするジェシ・ヴァン・ルーラーは逆にピックガードに指を置きっ放しです。

手首を置く、ピックガードに置くは好みで良いと思いますが、肘は基本的にボディに置かないようにしてください。
特に弦の上に手首を置いて肘をボディに置くと右手が全面的にボディに置くことにねるので楽に動かなくなります。
ギターは右手で固定してはいけません。


最近はレッスンでまだ上手くコードが弾けない人にメロディを弾く練習をさせています。
曲はDリゾートで必ず聴くことのできるあの曲です。
この曲はたぶん知らない人がいないでしょう。
メロディの譜割りもゆったりしてるし、知っているのでわからないということが無く、このようなレッスンにはうってつけです。

こうしたメロディを弾く時には音がブツ切れにならないようにします。
この曲は最初がオクターブ飛ぶので練習になります。
このオクターブをどう押さえるか?がまずポイント。
小指が寝ないように、指の関節が曲げたまま押さえられるようにします。

少し練習してみましょう。
使うのはGの音。
4弦5フレットと2弦8フレット。
まずこれを親指と中指で同時に弾いてください。
そのままフレットを1フレットずつづらします。
その時に音が切れないようにしましょう。
オクターブの形をキープして、弦押さえたまま横に全体を移動させます。
横にポジションが動くというのは押さえているのを離して移動してまた押さえる、ではなく押さえたまま移動です。
こうすることで音が切れずにポジション移動することができます。

メロディはいろんな運指やポジショニングが考えられますか、なるべく動きのない形でやっています。
一つのポジションは指4本で指一本に付き1フレットずつ担当。
指を間違えないようにすることも大切です。
こうすることで正しい指使いを覚えていきます。

ぜひやってみてください。
とても良い練習になりますよ。
知っている曲なので弾くのも楽しいですしね。