楽しいだけじゃダメかしら
工芸で食べていっていいのかしら?
と、最近の私はやや不安に思っています。
工芸は楽しいです。
師匠はユニークさを持ちつつ頼もしく、先輩方はいい人達で、
作品作りは難しくもやり甲斐がある。
だから問題。
こんな楽しいことを生業にして、やっていけるのか?
母は言います。
「工芸を完全に『趣味』だと思ってるでしょう。
だから楽しいだけなのよ。
もっと『商売』として考え始めると難しいはずよ。」
商売、といったって、ウチはサラリーマン家庭だから
何の心がまえをして、なにを計画するのか、
イマイチ独立の厳しさや難しさがピンときません。
次のステップやこれからの展開を考えるより、
まだまだ自分の腕をみがく方が先だと思っているし……。
小さな作品展をする、という目標はあるけれど……。
更に母は言います。
「師匠もあんたの病気のことを知っていて、
優しく接してくださるけど、それに甘えてはダメ。
いつか少ない薬でも
独り立ちのストレスに耐えられるように
絶対ならなくてはならない。
今はその練習中だと思いなさい。」
……難しいです。
この病気と付き合いながらお仕事してらっしゃる方、
これからお仕事始める方、
病気にかかわらず自営でやってらっしゃる方、
もっと大きく括って人生の先達の方、
よろしければご意見いただければと思います。