「笑い」の効能 | 統合失調症の海をゆく

「笑い」の効能

10年近く前の話になりますが、

卒論は「笑い」についてのことをやりました。

「笑う」ということは人間の体にはかなり重要で、

例えば笑うことでガン細胞が小さくなったりするのだとか。

内科や外科のお医者様で

患者さんに落語を披露される方もいると、

TVで見たこともあるし、

「日本お笑い学界」(だったかな?)というところで

ちゃんと研究されている事だった……はず。

柳田國男先生によると「笑い」には様々な使用法があって、

逆境におかれた人間が、自分をしいたげる人間の欠点を

あげつらい笑うことで自分の自尊心を回復したり、

(こういう書き方じゃなかったけどこういう風に解釈しました)

仲良くなりたい人間同士が笑い合うことによって親和の情を

増したりするそうです。

ユーモアをもって

日常を笑いのあるものに変えてゆければいいけど、

あいにくとそんなセンスに乏しい私は、

心がささくれている時や自信がなくなりそうな時、

お笑いのビデオや落語のCDを聞くことにしています。

前にも何度か言ったかもしれないけれど、

特に笑福亭釣瓶さんの「スジナシ」DVDがオススメです。

内容は、釣瓶さんがゲストと台本なしの即興芝居をする、

というだけのものなのですが、それがすごくイイ。

ダウンタウンさんやビートたけしさんの笑いって、

理不尽さ、残酷さ、凶暴さを含むじゃないですか。

自分がある程度元気であれば、

それも含めて笑うことができるけど、

その部分で傷ついてしまうほど

心が弱くなった時にオススメ。

「スジナシ」には絶対に誰をも傷つけない笑いがあります。

その上でゲストと釣瓶さんの真剣勝負なの。

人によってサスペンス、人情物、コメディと

変わるのもいいし。

あら、何の話をしていたんだっけ?

そうそう、

生活にひとふりの笑いを☆