きものがたり Part2
今、私は外出は止められていませんが、
友達に会うのを制限されています。
社会生活を順調におくっている友達と会うと、
自分と無意識に比べてしまいます。
すると、今の自分の立場がより惨めに感じて
気持ちがふさいでしまうのです。
友達に会った次の日はほとんど、
意味もなく泣いたり、
家族にあたったりしてしまうのです。
でも、お誘いを断った場合
私の住むのはとても狭い田舎町です。
断った友達に会ってしまうのが心配で、
なるべく外出しないでおきます。
プチひきこもり。
そんな私は今、とても娯楽に飢えています。
そこに母の着物。
「いいよ。好きなようにしなさい。」
と、母は言いました。
「でも、お母さんも着付けはできないんだよ。」
平気。図書館から着付けの本を借りてくるよ。
「ウールだから、
もう少ししてから着ないと暑いしおかしいよ。」
うん、わかった。ありがとう。
これで秋冬は細雪みたいな上品和風生活を…!!
(↑絶対無理)
と、ワクワクしていると、
「着物は、浴衣とちがって下に着る物があるよ。
半襟や足袋も変えないといけないよ。」
え、何なのその複雑さ。
「半襟とかは手洗いだよ。」
……ちょっとテンション下がりました。
カンタンに着れて、しゃっきり上品になれる。
着物はそんな甘いものじゃないようです。
でも、軽くチャレンジしようと思います。
(無理なら早期撤退)
長くてしょーもない話に
お付き合いいただきありがとうございます。
また次もおいでくださいませ♪
