美女傾国す Part4
コスパブオフィスに入社したぽこ。
この会社には不思議なことが多々ありましたが、
中でも不思議なことがありました。
「川島さんの制服の胸は、
なぜあんなに突き出ているのか?」
まるでミサイルのような殺気を感じるバストです。
別に、自分がないから
ひがんでいるわけではありません。
そうじゃなくて、川島さんは私服になると
胸が小さくなるんです。
そんなある日、
控え室で女子社員は話をしていました。
「制服って不便だよね~。
袖は短いのに身ごろはブカブカだったりして」
と、誰かが言った瞬間、
川島さんは勝ち誇ったように言いました。
「えー、補正してないの?
あたし、胸のとこ広げて、腰は縮めて、
スカートは15センチ上げたよ~」
……ええと、制服は貸与品です。
万人に合うようにデザインされています。
退社の際は、会社に返却しなくてはなりません。
返却された制服は、
次に入社する社員に貸与されます。
まあ、そんなこと小さなことだよね。
なんたって川島さんだからね。
それにこの会社つぶれたしね。
