コミュニケーションの真髄は、「何を話すか」ではなく「どう話すか」

いきなり売れるようになってから、「何を話してるんだ?」「どんなセールストークを使っているんだ?」と、上司や同僚に何度も質問されました。
つまり彼らにとって、売れる理由も、売れない理由も、「話す内容次第」という考えがベースにあるのです。あなたも、話す内容が悪いから、うまく会話が進まないと思っていたかもしれません。
しかし、心理学を学んで知ったことは、話す内容よりも大事なことがあるという事実でした。
言語コミュニケーションよりも、非言語コミュニケーションが、人間関係に大きな影響を与えているのです。
コミュニケーションの基本は、「何を話すか?」ではなく、「どう話すか?」が大事なのです。同時に、「何を聴くか?」よりも、「どう聴くか?」も、とてもとても大事です。心理学を学んでいない人は、これらのことを知らなくて、大きな損をしているのです。
私自身、実際に話し方がうまくなったから売れたわけではありません。心理技術を身につけたから、いきなり売れるようになったのです。

「ボディランゲージの使い方」と「声の使い方」でコミュニケーションは改善する

コミュニケーションにおいて、大切な要素は、具体的に言うと、「ボディランゲージの使い方」と「声の使い方」の2つです。コミュニケーションがうまい人は、相手のボディランゲージを観察して、姿勢や動きを自然に合わせています。特にあいづちやうなずきのスピードを合わせる事が、とても大事です。動きが速い相手には、速いリズムでうなずきます。ゆったり動く相手には、ゆったりとうなずきます。声の使い方も同じです。速いスピードで話す相手には、速いあいづち言葉を返します。ゆっくり話す相手には、ゆったりとあいづち言葉を返します。また、声が高い人には高めの声で話します。相手が低い声なら、低めの声で話すのが、コミュニケーションの達人たちがさりげなくやっている技なのです。あなたの周りにも、コミュニケーションがうまい人がいるでしょう。その人たちは、相手によって、ボディランゲージや声の使い方をどのように変えているのかを観察してみると、意外にも相手に合わせて変化させていることに気づくと思います。それが、コミュニケーションの達人への最初の一歩になります。

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