マリ先生、
23歳になりました。バレエをやめた日から1日もバレエとマリ先生のことを考えなかった日はありませんでした。あの時『辞めずに続けていたら』と考えることが多々あります。恥ずかしながら、よくマリ先生の指導を受けている夢もみます。マリ先生以外の人からバレエを教わることは考えられず、何をして生きていけばいいかしばらくは分かりませんでした。海外に旅行に行ったり、友達と遊んだり、本を読んだり、ライブに行ったりいろんなことをしましたが、バレエ以上に好きなものは見つかりません。今日まで、さまざまなことを迷いながらも決断し、経験もしてきましたが気持ちはまだあの時に置いたままで本当にしたいこととやってることが違ったまま今に至るような、、、。モヤモヤしたままでした。この気持ちを誰に向けたらいいのか分からず、バレエをやめてからは母にあたってばかりで、喧嘩しては何週間も口をきかなかったりもして。辛い思いをさせてしまいました。

京都では、病院から奨学金をお借りして、アルバイトをしながら生活しています。奨学金を頂いている病院で働きます。休日はお寺巡りをしたり、カフェでお茶をしたり、美味しいものも食べに行ったりして過ごしています。自転車があればどこにでも行けます。大切な親友もできました。とても充実しています。京都は外国人が多いため、英語を習得することが目標です。

最近は看護の勉強と実習に気持ちがついていかず、自分に苛立っていました。看護の世界で頑張って行きたいという気持ちと、あの時の気持ちに決着をつけたいと思いながら看護学校に通う日々です。

ブログを拝見させて頂き、ご結婚をされ大阪に拠点を移されたことを知りました。京都から近く、お会いしたいという気持ちが大きくなりご連絡させて頂きました。
お返事を頂き、温かいメールの文面で胸がいっぱいになり、目頭が熱くなり涙しました。私にとってバレエは宝物です。10年間育ててくださったマリ先生には感謝の気持ちでいっぱいです。
再び私を受け入れて下さったこと。お会いできる機会を設けてくださったこと。心から感謝します。本当にありがとうございます。

親友がタイに就職したので遊びに行った時の写真です。文化の違いに驚きましたが、食が美味しく、ステキな国でした。バイトでお金を貯めて次の国に行くのが楽しみです✨

みうさん、皆さん、成長されていてとても嬉しく思います。応援しています。結衣子
全国バレエコンクールin名古屋高校生部門1位、こうべ洋舞、東京新聞、YAGP日本予選他上位入賞
東京新聞全国舞踊コンクール
北九州&アジア洋舞コンクール

「マナーがあり、踊りは魅力的、大好きな生徒さんでした」…貴女のこと、スクール皆さん好意的にそして後輩たちは憧れ、動画で学んでいます。流した涙の数だけ笑顔になれる日が増えました…、そう考え、嬉しいことを真から嬉しく感じ、人そして自身に、心から感謝が出来ますね。あるレッスンの日に突然、家庭の事情でバレエを失ったこと、貴女の気持ちの分、また新たにバレエを楽しむ環境で心身が安定し、勉学と生活に臨めるでしょう。何にも前向きで、柔らかな笑顔、全身から溢れる力が見える魅力的な結衣子、そんな貴女に再び…今日からスタートしましょ。


マリ先生と、お誕生日、血液型、干支が同じ、不思議なご縁の結衣子さん、スクールスタッフ、後輩、皆さん、貴女の再開、貴女との再会を嬉しく思います。勇気を持って、先生にご連絡くださり、ありがとうございます。
MBYSブログスタッフ


結衣子さん
バレエ、マリ先生のことが本当に大好きなことが伝わってきました。
私は9月でバレエに、マリ先生に御縁を頂き6年目になりました。
大学病院で看護師経験10年、その後も海外や国内病院で看護師をし、大学教員になって10年になった現在も定期的に現場に出ています。

この私がバレエに御縁を頂いたのは46歳でした。
看護師として思うことは、バレエは看護の原点に通じています。
看護はアートでもあります。
とかく理系と思われますが、
患者さんの、言葉にしない思いを感じとり、気づく力がまず大切です。そして、それをケアに活かす。例えば身体の拭き方、力の入れ方がケアに活かすという意味になります。まさに感性、アートの世界です。
患者さんは、本音をおっしゃってくれません。でも表情や声のトーンなどで何かしら伝えてくれます。それを受けとれるかどうかで、看護が変わってきますし、何より、患者さんのQOLが全く違ってきます。
バレエが好きで、マリ先生のもとでテクニックだけではなくアートの部分も学ばれたあなただからこそ、できる看護があり、あなたじゃなければできない看護がたくさんあるでしょう…応援しています。

…患者さんをバレエの観客と置き換えて、ケアを個々の踊りと置き換えてお読み頂けましたら、皆さんに少しはわかって頂けるかと思います。
バレエと同じく、自分の提供したケアの反応は、良くも悪くもタイムリーに返ってきます。そして更に良いものを目指すために、良い指導者のもとでテクニックと感性を磨くのです。私はバレエに出会って、マリ先生に出会って、この歳ですが看護の原点、アートの意味がよくわかりました。今はなかなかベッドサイドに行くことはないですが、もう少し早くバレエに御縁を頂いていたら、少しは良いケアができたはずです。
スクールマダム科生徒さまより