白鵬が日馬富士を送り出し、鶴竜が上手出し投げでそれぞれ勝利し、完全に優勝争いは白鵬と鶴竜に絞られた。
と言う事は同時に琴奨菊、稀勢の里、豪栄道の3人の大関のうち琴奨菊と豪栄道の2人が負け越した事になる。
実に嘆かわしい事である。
何時以来の出来事か?調べてみた。
思ったよりも最近に起こっていた。
昨年の九州場所において、琴奨菊と琴欧洲が2人とも怪我による途中休場で負け越していたのだ。
怪我してしまい途中休場なので『仕方が無い』と言ってしまえば、それまでなのですが・・・
では、皆勤しての2人以上の負け越しとなると何時以来か?
平成5年九州場所の貴ノ花(後の2代目・横綱貴乃花)7勝8敗と小錦6勝9敗。
実に21年ぶりの不名誉な記録だ。
昨日は、3人の大関全員が負けたのも手伝って『横綱と大関の差が、こんなに有って良いの?』と思ってしまう位ガッカリさせられた![]()
大関と言うのは『2場所連続負け越さない限り番付が下がらない特権が有る』と言う事を肝に銘じなければならない。
『その理由が何なのか?』を師匠と共に自問自答して欲しい。
横綱になる為には、必ず大関と言う地位を経なければなる事が出来ない。
関脇以下は、勝つ事によってニュースになるが
大関以上は、負ける事によってニュースになる。
その事をもっと自覚して欲しい。
確かに、何処か怪我していて本調子じゃないかもしれない。
しかし、横綱或いは大関は『勝つ事を義務付けられている』と言う事を忘れないで欲しい。
番付面において優遇されている事が、もう1つ有る。
『大関で2場所連続して負け越して関脇に陥落した場所で、2桁勝利・10勝以上挙げると大関に復帰出来る事』である。
『大関に昇進する事は如何に大変か』と言う事は、私も知っている。
一体どれだけの力士が、大関取りに挑戦し失敗して大関になれずに終わった力士がいた事か。
大関に昇進する条件は『小結以上で3場所通算33勝以上』と言われている。
中には、上記の条件を満たずに大関に昇進した力士もいる。
それは、当時の状況や本人の実績によるもの。
上記の条件を満たしているのに見送られた力士もいる事も知っている。
それも当時の状況や大関取りとなった場所の成績・・・
上記の条件を満たしたけど、最後の場所となった成績が2桁以上の勝ち星を挙げられなかった等の理由で、見送られたケースが有る。
正式には、上記の『小結以上で3場所通算33勝以上で、3場所目の成績が2桁・10勝以上』と言うのが条件と言って良いと思います。
そうそう、言うまでもなく『小結以上で3場所連続勝ち越している事』も入ります。
それだけ優遇されているのですから、横綱の次の地位に有るのですから、結果を出さないといけないと思います。
結果を出せないとなると関脇以下に陥落して相撲を取り続けるか?引退するか?の2つの選択肢しか有りません。
横綱は、番付が下がる事は2度と有りません。
その代わり結果を出せなければ『引退するしか』選択肢は有りません。
それ位、横綱・大関と言う地位は責任が有るのです。
それを今いる大関と師匠は自覚して欲しいと思います。
こういう時こそ『横綱審議委員会』は仕事をして欲しい。
『横綱審議委員会』に今いる大関陣(琴奨菊・稀勢の里・豪栄道)を呼び出して『奮起』を促すとか『叱咤・激励』をするとか何等かの行動を起こして欲しいと思います。
少なくとも横綱・大関が、8~9勝で終わってしまう・・・
それは、役目を果たしたとは言えません。
横綱は、優勝或いは千秋楽まで・終盤まで優勝争いに加わっている事。
大関は、最低2桁・10勝以上挙げる事。
それが最低条件だと思います。
~訂正~
上記に有る2人以上の大関が皆勤して負け越したのは、平成5年九州場所の貴ノ花と小錦と書きましたが、平成12年名古屋場所の雅山6勝9敗と武双山4勝11敗以来14年ぶりでした。お詫びして訂正します。