19日は春節(旧正月)、旧正月の方を盛大に祝う中国は、この一週間民族大移動が始まる。都会に出稼ぎに来ている人が年一度田舎で待つ両親のもとに30時間かけて帰るという人もいた。


海外旅行熱も非常に高い。財布のひもがゆるい中国人の来客を期待して欧米、韓国そして日本でも中国語が分かる店員を配置したり、端末機器を用意したり準備に余念がない。


銀座のラオックスには中国人ツアー客がバスで訪れ、電気炊飯器、温水洗浄便座、空気清浄機など高価な商品を一人で数台購入したり、ドンキホーテやドラッグストアで薬品や爪切り、キットカット(抹茶味が人気)などをまとめ買いする人が多いという。


予算を限定せず好きなものを好きなだけ買う爆買いが目立つ半面、初めて来日した人の中には中国との違いを細かいところまで客観的にしっかり観察し、ブログに投稿している旅行客もいる。


道路の清潔さ、一般道の車のスピード、人優先の横断歩道、客に対する店員の対応など、こうした日本の長所は見習おうとする姿勢は、素晴らしいことだと思う。自分の国にずっと生活している人には、他の国のマナーがどうかなど知らないし、これが当たり前と思っているわけで、他国を旅することはそういう面でも貴重な体験になるのではないだろうか。


尖閣諸島問題をめぐり、今日中関係は厳しい状況にある。こういうとき中国政府が持ち出すのは常に「過去の歴史認識」だ。過去を反省すべき点は反省し、今に生かす。一番重要なのは今の世界評価である。好感度ではイギリスに次ぐ4位。製品やサービスランキングでは1位である。戦前のマイナス面だけを見て、戦後のODA貢献度などプラス面を一切見ようとしない中国政府の視点は決して正しいとはいえない。寧ろ実際日本を訪れた国民の方が現実の日本を正しく見ている。


「百聞は一見に如かず」というように学校、政府あるいはメディアを通してしか知らなかった日本について、実際訪れて目にし体験することにより中国で聞いていた日本と全く違った発見があったと思う。両国関係が政治的に思わしくなく、国家の締め付けが厳しかった時代なら日本へのツアーなど当局の許可が絶対下りなかったし、そのころのことを考えると覚醒の感があるがこうした民間レベルの両国民の往来こそ大事だと思うし、中国の人々が政府主導でなく、自らの目で心で真の日本を体験することが一番だ。その意味でも中国人の来日を大いに歓迎したい。
































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