今年、原辰則巨人軍監督の父貢氏が亡くなった。東海大相模時代父子鷲として一時代を築き上げたのは有名な話だが、長年東海大相模の監督をしてきた貢氏が亡くなった年でもあり、門馬監督の心の中には選手時代辰則氏と共に貢監督の下で汗を流した間柄だけに、天国の貢氏に何が何でも優勝して甲子園出場を果たすんだという意気込みが感じられた。


事実上の決勝戦は昨日準決勝で当たった横浜戦だった。強豪横浜に5-3で勝利し、今日の決勝で向上と激突した。中盤までは東海大相模が2点をリード、緊迫した投手戦だったが、6回からチャンスを生かし、7,8,9回と、たたみかけるような攻撃で追加点を上げ、終わってみれば13-0の大差で勝利を手にした。


東海大相模の先発吉田は9回途中降板するまで20個の三振を奪う好投で向上打線を0で抑えた。細身の身体からくりだす鋭く落ちるスライダーは桐光のエースで楽天に入団した松井裕を右腕にしたよいうな見事なボールである、速球は144キロを記録している。これでまだ2年生というからまだしばらく東海大相模の時代は続きそうだ。


東海大相模のみなさん、優勝おめでとう。そして全国一の激戦地に相応しい戦いぶりを甲子園で見せて欲しい。日本の野球のレベルの高さは大リーグでのダルビッシュや田中将大、上原、イチローなどの活躍、あるいはWBC優勝という輝かしい実績が物語っているが、その原点が、甲子園を目指して毎年熾烈な地方大会というプロセスがあるからだ。今年も地方大会を勝ち抜いて甲子園出場を果たした選手たちの熱戦を期待する。