ちょうど20年前の1992年米国に留学していた服部剛丈君がハロウィーンで仮装して民家に入り、誤って射殺された事件が起こり、銃社会米国の実態を思い知らされた。
そして2007年、バージニア工科大学で韓国籍の学生が銃を乱射し、32人もの犠牲者を出す史上最悪の銃による事件が起きた。
そして今回コネティカット州ニュータウン、サンデーフック小学校で起きた20歳の男による銃乱射事件で小学生20人を含む26人の犠牲者を出した。
容疑者の母親はこの小学校の教師だったが、自宅で殺害されているのが発見されている。容疑者が犯行に使った銃(3丁)はいずれも母親名義で購入されたものだと言うから、自らその犠牲になったようなものだ。
自分の身は自分で衛る、という1775年の独立戦争時代の法律がもとになっていると言われる。さらに全米ライフル協会が政治に大きな幅を利かせているため議会が銃の規制に乗り出すことができないのだというが、このまま放置していたら再度同様の事件が起きることは目に見えている。
米国社会は正常な人間を前提に銃の保持を認めているのだろうが、生活に困窮したり、精神的を病んだりした場合、銃が如何に危険なものか、つまり最悪の状態を想定していないところに問題がある。
何度同じ過ちを繰り返したら目が覚めるのだろう。まさに米国社会の「癌」はガンにある。オバマ大統領は会見を開き、同じ子を持つ親として胸がつぶれる思いだ、と涙ながらに語ったが、その涙を無にしない為にも銃の規制に乗り出すべきだ。