今年の高校ドラフト注目の大型ピッチャー春夏甲子園優勝の大阪桐蔭のエース藤浪晋太郎と高校生史上初の160キロをマークした花巻東の大谷翔平の進路が気になっていたが、今日大谷はメジャーリーグへの挑戦を表明した。なお藤浪の方は既に日本球界を目指していることを明らかにしていた。


二人は同じ野球には変わりはないが日本と米国というように別な世界で生きることを選択した。自らの意思を貫いて決めたことであり、それはそれで異論はないが、私の私見だが、藤浪の方が順当な選択をしたと思う。


大谷はメジャーを選択した理由として日本よりメジャーの方が強いから、と言っていた。世界のトップを目指すのはいいが、逆にいえば、芽が出なければ、それだけ戦力外としてはじき出されるリスクが大きいということだ。しかも日本ほど辛抱強く芽が出るのを待ってはくれない。


日本で実績を積んだ選手でも結果が出なければすぐに戦力外を言い渡されるのは周知の通りだ。それでも日本で実績を残した選手ならまだしもいきなりメジャーへ行ってつぶされたら、まず日本球界でも受け入れるチームはないくらいの覚悟が必要だ。


日本は新人教育も充実しているし、基本をしっかり教え込むことで定評がある。メジャーから来た助っ人外人ピッチャーの投球フォームのフィニッシュを見ても一目瞭然。日本人ピッチャーは投げ終えたフォームがほとんどバランスを崩していないのに対し、外人助っ人ピッチャーのほとんどがは右ピッチャーは右へ、左ピッチャーは左に投げ終わった後、態勢が大き流れる。まさに下半身の安定を徹底的に教え込まれる日本とメジャーの違いだ。当然、投げ終えた後のフォームがしっかりしていれば、ピッチャーゴロのさばき方も日本人ピッチャーの方がはるかに上手い。


先のことを考えたらダルビッシュのようにまず日本で実績を残す。それからでも遅くはない。実績もないままっメジャーでつぶされたら、それで野球生命は終わるかもしれないリスクがある。160キロは魅力だが、メジャーではそれ以上の速球を投げるピッチャーがいる。問題はコントロールとそれを生かす変化球がなくては意味がない。その意味からも藤浪の方が順当で賢い選択をしたと私は思う。