2月の米国で行われた四大陸選手権のときのリラックスした自然な表情と違い、今大会の真央は緊張のせいかなぜかスマイルがあまり見られなかった。演技前の佐藤コーチとの会話もなぜか焦燥感が表れていたように思われた。


 対照的だったのが村上佳菜子だった。演技前山田コーチのアドバイスに緊張感は窺がわれながらも、明るい笑顔で何度も頷いていたのが印象に残った。結果的には残念ながら演技にもその違いが反映された形となってしまった。


 しかし優勝候補の一人で直前の四大陸選手権で優勝した米国のワグナーや超一流のスピンをもつシズニーがミスをするなど氷やリンクの滑りにくさがあったのか、全体的にSPの点数は低めに終わった。


 1位 アリーナ・レオノワ(ロシア) 64.61

 2位 村上佳菜子(日本) 62.67

 3位 カロリーナ・コストナー(イタリア ) 61.00

4位 浅田真央(日本) 59.49

 5位 鈴木明子(日本) 59.38


 以上のように5点内に5人がひしめきあう混戦状態だ。5位までの中に日本選手が3人名を連ねている。いずれも優勝のチャンスはある。技のレベルを一段落として臨めばトップの点数が出た可能性があったのに敢えてトリプルアクセルに挑戦して、結果はミスで4位に終わった真央。守りに入るより果敢に今の段階では攻める気持ちが大切だし、その意味でミスを恐れず挑戦したのはいいことだと思う。スピンもステップもいずれも最高のレベル4の技術力があるんだからあとは自信をもって平常心を失なわずにベストを尽くせば結果はついてくるはず、真央ガンバレ!