故障選手の続出と打線の不調で巨人有利という大方の予想に反し、初戦はヤクルトが逆転で勝利をおさめ、中日への挑戦権に王手をかけた。
館山、沢村の先発で幕を開けた初戦、4回巨人に1点先制されながら、5回2死から森岡、相川、藤本という下位打線の3連打で追いついた。藤本はペナント最終試合でもマエケンから9回にノーヒットノーランを阻止するタイムリーを放つなどここ一番での勝負強さを見せている。
6回から館山に代わり2番手として投げたのが村中。その村中の好投が打線の勝ち越し打を生んだといっていいくらい素晴らしい内容だった。いうなれば村中、由規の故障が今季ヤクルトが優勝を逸した最大要因といっていいだろうが、ここにきて復調を裏付け、かっての巨人キラーを印象付ける素晴らしいピッチング内容だった。
9回2死から代打サブローにフェンスぎりぎりのホームランを浴びたが、それまで12打者に対し小笠原のヒット1本に抑える好投が一番の勝因だと思う。
6回巨人西村の内角低めに食い込む高速シュートを腕をたたみながらセンターの深い位置に運んだベテラン宮本の勝ち越し打が勝因の一つだが、それを守った村中の好投が光った。昨夜は下位打線に助けられたが、今日は要の主力打線の活躍を期待したい。昨年のロッテが3位からCSでソフトバンクを倒し、日本シリーズで中日を破り日本一になった原動力はCSでの勢いを一気に盛り上げてチーム一丸となって相手を圧倒した結果だった。ヤクルトも昨日の勢いをそのまま今日に生かして巨人を倒して中日への挑戦権を勝ち取りたい。