広州アジア大会の開催国であり、日本の10倍以上の人口を持つ中国が圧倒的に強いのは予想できたことだが、人口的にも日本の半分以下の韓国に金メダルの数で約倍ちかく差をつけられているのを見るにつけ、日本のスポーツの衰退は否めない感を受けた。それは今の両国経済にも似た状態である。
民主党の蓮舫議員が「なぜ2番ではいけないのですか?」という意識が今の日本のスポーツ界に影響しているわけではないだろうが、ほとんど体型的にも変わらないのにこれだけの差が出ることに韓国のアスリートのスポーツへの取り組み方や意識の違いのようなものを感じた。
「より高く、より強く、より速く」というスポーツの3原則が忘れられ、ただ参加するだけなら、学校の運動会と同じである。しかし北朝鮮の女子柔道選手のように顔面攻撃の反則技を使ってでも相手を倒そうとする不正は許されるべきではない。あくまでフェアーに最善を尽くすのがスポーツのあり方である。
今回のスポーツの国際大会に始まったことではなく、前回のオリンピックでも日本は韓国に金メダルの数で4、総メダルで6個差をつけられた。前述したようにこれは選手の意識の持ち方、練習の取り組み方のほかに国の待遇面での違いも考えられよう。金メダルが多ければいいという単純な問題ではない。こうしたちょっとしたことが国民の明るさや活気を与えることにもなる。むしろその効果の方が大事なことだと思う。