俳優水 嶋ヒロがポプラ社が募集した「第5回ポプラ社小説大賞」に応募し、見事大賞を受賞した。
芸名の水嶋ヒロで応募した場合、有名人ということで何らかのメリットが考えられるが、ペンネームの斎藤智という名での応募だったので、あくまで本人の実力で獲得した賞ということになる。
マスクも容姿もどこか日本人離れしたハーフぽい感じがする水嶋は父親の仕事の関係で外国で幼少期を送ったため日本に帰国してから日本語に苦労したという。そのハンデを乗り越えて敢えて言葉を自由に操る作家という仕事を選んだのもすごいと思うが、自分が初めて手掛けた懸賞小説で大賞を受賞するとは測り知れない作家としての可能性を感じさせる。
荒削りながらも「命」というテーマのジャンルを超えた新しい小説として審査員の高い評価を受けた。受賞者に与えられる2000万円という高額の賞金を辞退したというからどこまで無欲な若者なのだろうと感心した。