中身のない日記

中身のない日記

16歳が頑張って書いております。

12月がそんなに寒くなくて油断してましたが、結構寒いですねこの冬も。

僕、温かい飲み物が飲めないんですけど、寒い中冷たいものを飲むのも結構地獄で、この時期、自販機に飲み物を買いに来た時は「温かいものを飲む不快感」をとるか「冷たいものを飲んで凍える」をとるかの究極の選択を迫られております。


直人です。


高校に入学してから演劇をやっている俺ですが、この前、「春の発表会」と称した大会があったので、その日のことを書きました。グダグダなクソ長日記なので、暇な時に読んでいただけたら嬉しいです。


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2月11日


6時に起きる。いつもより2時間近く遅い起床になるが何故か異様に眠くて、本来なら休日なんやからもうちょっと寝れたのにと、舞台の存在を恨む。

シャワーを浴びて朝食をとった後、衣装のネクタイをもう家で結んでおこう、となったが、俺はネクタイを結べないので家族総出で手伝ってもらう。前々回くらいの舞台でも友達にネクタイを結んで貰ったけど、その時から何の成長もしていない。


あまりにも時間が無さすぎたので、父親に車で送ってもらいながら助手席で化粧をする。父親が好きな知らんバンドの音楽が延々と流れている。リーガルリリーは何となく知ってるわ…このバンド名なんて読むんやろなぁとか思いながら、揺れる車内でベースメイクを何とか完成させる。俺は老若男女問わず色んな役をやらせてもらってるけど、一応人前に立つんやからとどの役をやる時も化粧をするようにしている。マスカラを塗り始めた時、そういえば俺今回の役おっさん(お兄さん?)やということを思い出した。まつ毛が異様に長いおっさん(お兄さん?)が爆誕したところで、会場に着いたので車を降りた。


集合場所まで音楽を聴きながら行こうとイヤホンを耳につけたら何かLINE MUSICから「あ〜ら、カピバラちゃん」とかいう意味分からん曲が流れ始めて慌てて止めた。

8時から会場の近くの公園で練習をしようという話になっており、7時50分くらいに集合場所に着くと、役者の先輩が1人ぽつんと待っていた。集合時間10分前になっても1人しかいない部活ヤバすぎるだろ。

少しして、照明担当が走って現れる。練習では照明使わんのやから、そんな焦らんでいいのにとか思う。真面目で優等生である彼女は現れるなり何かのオブジェの下に入って古文単語の勉強を始めて、俺はさすがやな〜とか思いながら他人事のように遠巻きにその姿を見ていた。

それからまた少し待ったところで、同期の役者の少年と衣装担当が競争するように現れて、タッチの差で少年が勝った。衣装の子は悔しそうにしていたけど、少年は別に嬉しくなさそうだった。


それ以外の部員は全員遅刻した。


雨が降ってきたので、屋根があるところに移動する。傘を持ってきてなかったので、音響担当の傘に入れてもらいながら歩く。赤い傘の中で音響担当が「台本なくしちゃって〜なくて〜」みたいなことを言い出して、俺が「じゃあ本番の時貸すわ」みたいなことを言ったところで屋根の下に着いた。


屋根とベンチがあるところで練習をすることにした。

いつも練習前に長座体前屈とか腹筋とかするんやけど、さすがに屋外だとアレなのでみんなでラジオ体操をする。朝から制服を着た男女がラジオ体操をしてる絵面を客観的に想像してちょっと恥ずかしくなったけど、公園のど真ん中で太極拳をしてるおばさん集団とかおったから似たようなもんやろと開き直る。

ラジオ体操が終わったので発声をしようとしたら、何か貼り紙に「大声で騒がないでください」みたいなことが書いてあったので諦め、そのまま通し練習を始めた。


今回俺らがやる劇は、お屋敷で働くメイドたちが人手不足で悩まされている時に、新しくメイド服を着たゴリラみたいな奴が入ってきて、モップで床を削り、大量の茶をぶちまけ、最終的に御主人様をぶっ飛ばし…みたいな普通科高校とは思えない脳筋全開のもので、俺はそのぶっ飛ばされる御主人様の役をやることになっていた。俺は演劇部の役者で2番目に体格があり(1番はもちろんゴリラみたいなやつ)、ゴリラみたいな奴の突進に唯一耐えれそうだから(男女比がおかしい部活故、他に小さい女子しかいないため)という理由で選ばれた。


今いる練習場所は屋外、しかも地面がコンクリートというカスみたいな環境で、1回目の通し練で一応本番通りぶっ飛ばされてみたら信じられないくらい痛かったので、2回目の通し練ではそのシーンを軽く流した。

やってみて、理由は分からんけど何か微妙やな〜と思ったが、受付の時間である9時になってしまったので練習場所を離れた。移動の際、僕に衣装(ジャケットとベスト)を貸してくれた少年が衣装を運んでくれた。


入口付近で顧問の先生と合流した。衣装担当が作ったゴリラ役(ゴリラ役?)の少年が着る用のワンピースがちょっと小さかったという話を聞いていた先生が、「私が着てたマタニティ用のワンピース試してみたら?」と、少年にマタニティ用のワンピースを差し出した。俺が「マタニティ用のワンピースを着た男という称号がつくな」と言ったら、音響担当が「それ以前に女装した男でもあるしね」と言った。


受付を終えて、気の抜けた文字で書かれた看板を見ながらホールに入り、部長が出番順を決めるくじ引きをするのを見届ける。後半の方が有利なのでそうであってくれと願っていたら、その願いが無事に叶って、後半(7番目)の出番になった。


開演までかなり時間があったので、見に来てくれる予定の人に出番の時間を連絡したり、インスタのリア垢で公演情報を流したりして待つ。今のうちにと少年がマタニティ用のワンピースを試着しに席を外した少し後に、「1番目の高校と、2番目の高校の役者さんは更衣室に着替えに行って良いですよ」みたいな内容の放送が入り、少年の隣に座っていた俺と照明担当はヤバいヤバいあいつ行ったぞと慌てる。しばらくして少年が戻ってきたけど、結局彼は衣装担当が作った小さいワンピースを着ていた。ミニスカにタイツ姿で平然と歩いて来たのがおもろすぎてゲラゲラ笑ってたら、開演となった。


一校一校内容と感想を書いてたら終わらんので、ざっくりまとめると、想像してたよりおもろくてびっくりしたし、ちょっと焦った。

天使と悪魔が女子高生の悩みを解決しようとする中で謎のおじさんがちょいちょい絡んでくるみたいな話、代行サービスの話、アニメキャラやドラマのストーリーをモロパクリした著作権ガン無視の話など、色んな劇を観たけど、いちいちギャグがおもろかったり、伏線回収があったりとかなり面白かった。しかも、どれも頭使った面白さで、1mmも頭を使っていない完全なる脳筋劇をやることになっている我々は「これヤバくないか」と口々に言った。

正直、始まる前まで全部の高校の公演を観なきゃいけない、ということがだいぶしんどかったけど、ほんとにどの高校もおもろかったのであっという間に昼休みになった。


昼休み。

少年が焼きそば味のエナドリという意味分からんのを「まっず」と言いながら飲んでいる横で、俺は座っていた椅子に弁当を置いて、床に座って食べた。他の部員に「その食べ方は何」と言われて、「椅子に座って膝に置いて食うの、食いにくくてさ」などと返したが、正直この食い方も大概食いにくかった。母親がランチバッグにお菓子を色々入れてくれていたけどあんまり食欲がなかったので食べなかった。

弁当箱を片付けて、飲み物を買いに自販機に行こうとしたが、全然見つからんくて諦めて外に出た。

ホールの外の広場では他の高校の人が固まって弁当を食っていたりした。まだ発声練習をしていなかったのでしたかったが、みんなが弁当食ってる中一人で「あめんぼあかいなあいうえお!」とか言いながらその辺歩き回るのはちょっと恥ずかしかったのでやめた。


広場を抜けて階段の辺りまで行ったら、やすよしさんが立っていた。


実は今日、やすよしさん、アニキ夫婦、まるさんが舞台を観に来てくださることになっていた。

まるさんとアニキには結構前から「舞台いつあるの?行くからね!」と言われていたのだが、やすよしさんは割と直前になって行くかもという話をまるさんづてに聞いた。まるさんは「金髪NGとかない?」と謎の心配をしていた。


やすよしさんはヘッドフォンをつけていたので声をかけるか迷ったが、近づいたら気づいてくださった。

やすよしさんの顔を見て、何か、はるばる来てくださったんだなぁみたいな気持ちになった。全然「はるばる」って感じの距離ではないけど、何か「はるばる」って感じやった。

あと、祝日とはいえ気持ちは学校の日だったから、そんな日に、ライブハウスでよく会う方という俺にとって休日の象徴みたいな存在のやすよしさんが目の前にいらっしゃるのがすごく変な感じだった。

階段に座ってやすよしさんと少し喋る。

やすよしさんは、会場がある建物を見渡しながら「良いわぁ〜おしゃれやなぁ〜」みたいなことを言っていた。ふとやすよしさんのインスタを見ると、ストーリーが会場の写真一色になっていて面白かった。

彼の隣でストーリーにいいねをつけたら、「横におるのにいいねくるのおもろいっちゃけど笑」と言われた。


やすよしさん「普通におもろそうやったから朝から行こうと思っちょったっちゃけど、微妙に起きれんかった笑笑」

直人「朝早すぎですよねほんとに」


みたいな話をして、それから、やすよしさん「楽しみにしとるよ」直人「頑張ります‼️」みたいなやり取りをして俺は一旦ホールに戻った。やすよしさんはそれからも建物の写真を撮ったみたいで、またストーリーを見たら写真が増えていた。


ホールに戻ったら照明担当と音響担当がいて、楽屋(更衣室)の場所を探していた。「どこか知らない?」と聞かれて、「えー分かんねぇ…俺更衣室使ってねぇもん」みたいなことを言いながら一緒に探す。

エントランスまで出てきた時、部長と少年と遭遇する。照明と音響は部長の口頭での案内で無事楽屋に行き、俺は部長と少年に着いて行って外に出た。俺が部長に「何しに行くんすか」と聞くと、「少年が髪ガチガチにしたいらしくてさ」と返ってきて、少年の方を見たら手に紫ケープを持っていた。ガタイが良く短髪の男がミニスカートにタイツにローファー姿で手にケープを持って外に出てきているのがちょっと面白かった。

少年が髪と格闘している近くで、一人の時出来なかった発声をする。ここ最近ホール練ができてなかったし、リハの時間も貰えんかったしで、どんくらい声を出せばいいのか分からなかったので、部長に聞いてみると「そんくらい出てりゃ良いっしょ」と言われた。


ふと時計を見たら昼休みが終わる3分前とかだったので、3人で慌ててホールに戻る。少年は走りながら、まだケープを髪にかけていた。


ホールに戻ると、音響と照明の打ち合わせみたいなのが行われていて、暗いホール内にそれぞれの高校が使うBGMとか効果音が流れては止まってを繰り返していた。途中で、「○○高校の役者はステージに上がってください」と音響担当が舌っ足らずな放送を入れたので、役者組はステージに上がる。BGMと台詞が被るところの、音量と声量を調節したいらしくて、俺の台詞はBGMとは一切被らないので、俺は別に要らんらしかった。少年が「俺も声出ししたーい」と出てきたが、ミニスカ姿を客席の人に見られたら大ネタバレなので「流石にあかんやろ」と言うと、少年は「じゃあ、腰に何か巻いて隠せばいい?」と言って席に戻り、ジャケットか何かを腰に巻いて戻って来た。スカートを履いた下半身の前の方は上手いこと隠れていたが、ケツの方は布が足りなくてタイツを履いた脚丸出しであり、より「あかん」格好になったところで調節の時間は終わった。少年が声出しをすることはなかった。


席に戻ると、自分らの一個前(6番目)の高校が使うらしいBGMが流れ始めた。著作権を掻い潜った、キモい音程の3分クッキングのテーマみたいなのがホールに響く。それを聞いて、去年の秋にあったイベント終わり、酔っ払い気味のやすよしさんまるさんモッコリさんがわざと音を外してサザエさんのEDテーマを歌って盛り上がっていたのを思い出して、「そういやさっきやすよしさんいらっしゃったけど、まるさんはもう着いたんやろか」とふと思った。

それと同時に、まるさんが「ヒラメ釣ってから行くわ!」と言っていたのを思い出して、隣に座っている少年にそんな話をしてみる。「俺らの舞台、知り合いがヒラメ釣りした後観に来てくれるらしい」と言ったら、少年は「あー、あの人やろ?ストーリーでさ、毎日ヒラメ釣り行ってる人。…で、釣れてない人。まる、みたいな名前の…」と言ってきて、何で知ってんねんと思った。ていうかヒラメ釣りに行ったのかな、まるさん。

それから、少年がコンシーラーデビューした話や、メジコンという薬の話、少年香水暴発事件など、色んな話をしていたら(長くなるので割愛)、午後の部の開始まであと5分とかになった。これから俺らも舞台に立つのに、全く緊張感のない時間を過ごした。

5分の間でまるさんがストーリーに発表会の気の抜けた看板の写真を載せて「もっと魂込めて書けや!」と言ってるのを見てちょっと笑ったり、来てくれたクラスメイトに声をかけに行ったりしてたら、少年に「おい、来たぞ」と言われて、入口の方を見ると、やすよしさん、まるさん、知らない女性(後でまるさんと来たことを知った)、少し遅れてアニキと奥様がいらっしゃった。やすよしさんは手を振ってくださって、まるさんは軽く手をあげてくださった。

アニキの奥様以外は皆さん「赤‼️」「青‼️」「黄‼️」みたいな原色の服を着ていて、客席の中ですごく目立っていた。原色の皆さんは、保護者・一般客席のいちばん前のド真ん中に座った。少年が「すごい良いとこ座ったな」と呟いていた。


やすよしさんに、あの女性の名前は何か聞いたりしていたら、上演の時間となった。

僕らのひとつ前の高校。何か、調理部の女子3人が先輩にくそでかいティラノサウルス型のチョコを作る話だった。その料理シーンの時に、あのキモ音程3分クッキングのテーマが流れていた。改めて聞いてみても、ちゃんとキモかった。


そして次がいよいよ我々の番。やすよしさんに見送ってもらいながら袖へ向かう。

メイド役の女子たちは着替えに行き、既に着替えていた俺と少年は袖でうろうろする。少年は歩きながら何故かドラミングみたいな動きをしていて、「何してんの」と聞くと、「いや、舞台でやろうかなって思って」と言われて、何て芸人魂だと思った。中3の終わり頃、一般入試の時に彼と出会ったけど、その時は繊細なシャイボーイだったのに。感慨深い。

楽屋がある廊下の方へ出て行くと、着替え終わってメイド服姿になった女子たちがいて、可愛らしい風貌とは相反した変な下ネタで盛り上がっていて最悪だった。


緞帳が上がり、我々のステージはスタートした。

俺は後半床の上を転がされて最後に決めゼリフを言うだけなのでしばらく袖で見守る。

ウケたと思う。メイド服を着たゴリラみたいな奴(少年)の言動が全部おもろくて、本来笑ってはいけないはずの俺が袖でめちゃくちゃ笑っていた。ちゃんと狙ったところでウケていたから良かった。

で、俺なんですけど、正直俺自身はあんま良い劇をやれなかったな、と思った。ゴリラに(ゴリラではない)床に転がされてから、多分その衝撃とかでステージ上でゲロ吐きそうなくらい気分が悪くなったのがいけなかった。というか転がり方が悪かった。舞台映えしない割に体に負担がかかる転がり方をしてしまった。いや、負担を恐れずにもうちょっと派手なことをすれば良かったのか…とまあ、思い返せばこんな具合に、結構悔いの残る舞台であった。

しかし、緞帳が降りた直後の俺は身体痛いし体調悪いし普通に疲れたしで悔いてる余裕すらなかったので、何も考えずに部長に託された小道具を持って席に戻る。原色の皆さんの近くを通ったけど、話しかける元気と勇気がなくて早足で戻った。


席に戻って少し落ち着いたところで休憩の時間になる。

原色の皆さんがホールを出て行こうとしていたので、帰るのかと思って、せめて直接お礼を言わなくてはと後を追うように俺もホールを出て、アニキ、やすよしさん、まるさんを捕まえる。まるさんを捕まえる時、「まるさん!」と呼ぼうとしたが、「あれ、こういう時って活動名で呼んでいいのかな。…いやでもいきなり本名で呼ばれたら怖いか」とちょっと迷う。最終的に少々不明瞭な発音を意識しながら「まるさん!」と呼んだ。

アニキにはグッドサインと共に「良かったよ」みたいなことを言われ、やすよしさんには「おもろかったよ」と言われ、まるさんには「ウス」と言われた。まるさんに「ありがとうございました!」と言った後、何か言おうとして何故か「さようなら!」と言ってしまって、絶対今ミスったなと思ったが、対処の仕方が分からなくてそのままホールに戻った。


ホールに戻って席に座ってたら、他校の女子生徒2人に「めちゃくちゃ面白かったです‼️」と話しかけられた。俺は、突然のことに戸惑いながらあざすあざすと頭を下げる。後でその様子を見てた人に「知ってる人?」と聞かれたけど、マジで全く知らん人だった。


しばらくして、帰るのかと思っていた原色の皆さんが戻ってきた。いちばん席が近かったやすよしさんと色々お話しする。やすよしさんがいる安心感はライブハウスだけじゃなくて、こういうホールでも同じだった。そして俺、思い返せば、会話の中でかなり支離滅裂なことを言っていた気がする。ペチョンペチョンに疲れてたばっかりに。ごめんなさい…

やすよしさんの隣でまるさんがずっと俯いて何かしてるな、と思ってよく見たら、入口で貰うプログラムの紙を折ってカエルみたいなのを作ろうとしてて、有り得なさすぎて面白かった。


その後の舞台は本当に何も考えずに観た。

笑ったり何たり、感情の動きはちゃんとあったし、もちろん面白いとも思ったけど、疲れすぎていて終わった後、頭に残っている感情に、面白い、とか、感動した、とかいう名前をつけることが出来なかった。

そんな中で、MCの人に感想を求められた。

案の定全く言葉が出てこんくて、変な動きをしながら根性で絞り出した浅い感想を述べる。すぐ後ろに座る原色の皆さんに素で醜態を晒してしまって、しばらく後ろが見れなかった。彼らの前では、なるべく弱いところを見せないでいたいと思っていたけど、多分俺はあの会場の中で最弱だったと思う。


その後、優勝校を決めるための投票の時間があった。生徒しか投票資格がなかったので、原色の皆さんは帰って行った。


投票の後、閉会式までの時間でMCの人が3択クイズを出題するという下りがあった。俺は頭は悪いが雑学には強いので、見事全問正解したが(ちなみに隣の少年も)、特に全問正解しても何もなかった。


そして閉会式。

1位から3位までの高校と、創作脚本賞の発表があった。


我々は3位だった。結構好成績だ。


部長がステージに上がって賞状を貰うところを、少年と衣装担当が写真に収める。ホール内って写真撮って良かったっけ?と思ったが、誰も何も言わんかったので放っておく。

賞状を見たら、鉛筆書きで「○○高校」と書かれていて、「もっと魂込めて書けや!」と思った。


ホールを出て、賞状と共に集合写真を撮り、何かグダグダとした締めの挨拶みたいなのをして、解散する。

俺は部員たちの集団から抜け出して、一人で駐車場まで歩いた。アニキややすよしさんやまるさんにもう一度何か言いたかったけど、流石にもう帰っていた。そりゃそうやわな、と思いながら父親と合流し、父親の、知らんバンドの音楽ばかり流れる車に乗って帰った。


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舞台の上でも下でも、色んなことを思った大会でした。ここには書かんかったけど心身共に色んな苦しさがあった大会でした。

演劇部を辞めたいと思う瞬間が何度もあったし、というか今も若干辞めたいと思ってるんだけど(?)、それでも俺が続けてくることができたのは、大切な人たちが観に来てくださるおかげでした。

俺は、時には怪我を伴うような激しい動きをする役を演じることが多いです。でもそれを嫌だと思ったことはないし、最悪舞台上で死んでも良いと思っていたんだけど、今回の舞台で、何かやっぱり死にたくないなと思いました。

これからも、沢山の大切な人たちに観て貰えるように、なるべく健康に生きて、精進したいと思います。



直人


気の抜けた看板