私は20代の時、意見が合わない人がいたら、この人とは合わないと決めつけていました。

その理由は、自分自身が幼少期から就職するまでに、とてもお金に苦労をし、その苦労は人にはわからないと思っていたからです。

 

でも、大人になって、会社に入って、いろんな人とお付き合いをする中で、仕事でいつも怒られている人、試験に何回受けても受からない人、いつも不機嫌な人、楽しくなさそうに仕事をしている人など、いろんな人と出会いました。

 

その結果、その人の苦労はその人自身にしかわからないのは当然だと思うようになり、自分の苦労を分かってほしいと思わないようになり、心が楽になりました。

 

そして、さらに、分かったとおもうよりも、分かろうとする気持ちとそれを声に出して相手に伝えることがどれだけ人を救うことになるかを学びました。

 

人にはそれぞれ別の考えがあります。しかし、それはその人の人生の経験や学びが源になっています。

 

これを踏まえると、人の考えを聞いただけで、自分とこの人は違うと判断するのはとても危険です。

人は、同じ経験を共にしても、影響の受け方は違います。

 

この考えは私の人生をとても豊かにしています。

 

つまり、言っていることは違っても、過去に全く同じ経験をしている可能性がいつもあると思えるからです。

 

例えば、会議とかで全く違う意見を言う人がいて、その意見だけで戦わせた結果、ずっと平行線で行くようなことです。 その人のどういう経験や学びから今の意見が作りだされているのかを掘り下げると、活発な議論ができたりします。思いがけない話が聞けたり、その人の人生を垣間見ることができたりします。

 

私は、人と話すというのは、その人の人生と接している感覚を強く感じます。言葉の選択も人生そのものです。

 

人と深いところでコミュニケーションをすることで、人生は豊かになる。僕はこのことを強く信じています。