子供達と接している毎日の中で色々なことを学ばせてもらっている。

僕が子供の頃と被せるように比べたりしながら。

そもそも幸せとは一体どういうものなのだろうか。

なんでも突き詰めると本質にたどり着く。

僕は大学を出ていない。
スワイナで社長になるまでずっとアルバイトで会社員になったこともなかった。

ただ一般的な人と比べて優れていたと言える点があるとしたならば、それは諦めずに夢を追うことだったのかもしれない。

自分の生き方と人の生き方。
人それぞれ、幸せと思う形は違う。

それが僕にとって野球の選手になることだったり、ギタリストになることだったり、お店を持つことだった。

今の時代になっても大人は「勉強しなさい。」「大学へ行きなさい。」

殆どの子供がそういう教育を受けるが、子供の幸せの価値観はそこにあるのだろうか?

大学を出て大企業に入り、良い車や家を買ったと喜ぶ親。


子供達とプロ野球を観に行った時、ふと子供が言った言葉。

「かっこいい!!」

夢を見る目に感動しました。
僕の教育ではこっちのほうが大切。
胸が躍るような気持ち。夢。希望。
そこに憂鬱なため息などない。

僕は夢を語る度、

「出来るわけがない。」「無理だ。」「諦めろ。」

大人はそう言った。言い方は悪いが悪魔だと思う。

僕が夢を叶えた瞬間、何にも勝る幸福感がそこにあった。

何を言われても努力を続けて叶えた夢。
目の前にある現実が夢だったのだ。

僕らの人生はたった80年くらいのもの。

いつかは死ぬ。

短い時間の中に何を求めるのか。

僕にとって、自分が幸せと感じることが一番大切なもの。

物質的なものでなく、胸が熱くなるような感覚。


子供達に伝えたいことはとてもシンプルだと思う。

それは、笑顔と愛と感謝があればどこでもうまく行くようになる。

卒業証書や地位はその人の本質を測るものではない。

地位もお金もなくなり、それでも尊敬され、愛される人間になれたとしたら。
それ以上に素敵なことがどこにあるだろうか。

みんな仲間であり、家族のようなもの。与えるものが受け取るもの。

仲間外れになっている子を仲間に入れてあげれば良い。
きっといつかその子がお前を仲間に入れてくれる。

そうやって生きていくんだ。

長い時間かけて自分にとっての幸せを自分で見つけだせば良い。

自分で考えて自分で行動し、自分で精一杯努力したことに後悔は残らない。
自分の望まない他人が指した道を行くなど幸せではない。


勉強。塾。いい子にしてなさい。

クソくらえ。

笑顔、愛、自主性、自由。

そんな人間らしい子供達が増えますように。

「君にとって幸せってどんなこと?」

そんな質問に答えられる大人になってくれ。

お前の幸せはお前にしか作ることは出来ない。

自分の道を行け。


$カフェとタイ古式のお店 スワイナ