首がすわらず、抱っこする際に首をしっかり支えないと、
頭を後ろにぶつけてしまう為、注意が必要な新生児の時期。
頭の重さにぐらついている赤ちゃんもとっても可愛いですが、
果たして、赤ちゃんの首はいつ頃、座るのでしょうか
今回は、赤ちゃんの首すわりについてご紹介いたします
◆運動能力発達の第一歩!”首すわり”の時期はいつ?
基本的に、赤ちゃんの首に力が入るようになるのは、生後2~3ヶ月とされています。
少し遅い赤ちゃんでも5~6カ月ごろには、首が座るようになります。
赤ちゃんによって個人差があるため、同じ月齢の子たちと違い、
首が座らないと焦る必要はありません
生後2か月ごろから首が座り始めた赤ちゃんは6カ月ごろになると完全に首が座り安定します。
首すわりが完全になるまでは、常に手で頭を支えるようにし、ぶつけることのないように守ってあげましょう
頭~足へと上から下へ、運動能力が発達する赤ちゃんにとって、首すわりは運動能力発達のはじめの一歩
首すわりをクリアしてこそ、次の段階である、寝返り→ハイハイ→お座り→立ち上がり→歩行と進むことができます
◆首がすわっている?確認方法
支えなくても、首が座っているような・・・
首に完全に力が入っているのかわからない時は様々な方法で確認することができます。
【方法:その1】
まず、赤ちゃんをうつ伏せに寝かせます。
この時、赤ちゃんが頭を自ら上げたら、首の筋肉が完全に発達をしたと確認することが出来ます。
もし、首が座るか座らないかの曖昧な時期の赤ちゃんであれば、この体勢は、首すわりの練習にもなります
【方法:その2】
赤ちゃんの脇を持ち向かい合う体勢で、赤ちゃんの体を前に若干傾けるようにして抱いてみてください。
遅れをとることなく、首を上にあげようとした場合も首の筋肉に力がついていることを判断することができます
ただし、まだ首の筋肉に力が入らない赤ちゃんの場合は首が前後や横にぐらっと傾くことがあるため、
赤ちゃんの体を前に傾ける時は、ゆっくりと、優しく傾けてあげましょう
【方法:その3】
赤ちゃんが仰向けに横になっている状態で赤ちゃんの両腕をつかみ、上にそっと持ち上げてみます。
この時、身体と首が一緒に上に上がるようであれば、首すわりが完成した証拠です
反対に首だけが後ろへのけ反っている場合は、まだ首すわりが完成していないと判断することができます。
(上へそっと持ち上げた際、首がぐらっと床にぶつけてしまわないよう、注意をしましょう)
◆赤ちゃんの首すわり練習方法
前述したように、多少遅い子でも生後5~6カ月ごろには首が座るようになりますが、
より早く首が座るようにママやパパが練習をしてあげることができます
赤ちゃんをうつ伏せにした状態で、面白い音や表情で赤ちゃんの興味をひいたり、
音の出るおもちゃや、普段赤ちゃんが好きなおもちゃを頭の上で見せるようにします
赤ちゃんが首をあげなければ見えない方向に興味を向けることで、練習する方法です
しかし、長時間継続して練習をしてしまうと、赤ちゃんが疲れてしまう為、
毎日10分程度の時間で行うだけでも、首を座らせる力が付くでしょう
◆必ず安全な場所で行いましょう!
練習をするときには、安全を確認した上で行うことが大切です。必ず、大人の目がある状況で実施します。
特に、うつ伏せは「乳幼児突然死症候群(SIDS)」の誘因ともいわれているので注意が必要です。
赤ちゃんのコンディションも確認します。
きちんと起きているときで、空腹でも満腹でもない機嫌のよいタイミングを選ぶことが大切です
周りに危険なものがないか、赤ちゃんが誤って落ちてしまうような段差はないか、といった点にも気を付けて、安全な場所を確保します。
無理し過ぎないことにも注意しましょう。たくさん練習したからといって、その分早く首すわりが完成するとは限りません。
少しずつできる範囲で練習することが大切です
◆さいごに
赤ちゃんごとに生まれ持った性質が異なるように、身体の発達速度もそれぞれ異なります
発達速度が遅いからといって、劣っていたり、何か不足しているわけではありません。
赤ちゃんそれぞれのペースに合わせてママやパパが横で温かく見守り、応援をしてあげましょう
なんで、遅いの?なんで、できないの?と焦る必要はありません。
ですが、やはり心配…という方は、医師や保健師など専門家に相談しましょう。
ただし、平均はあくまでも基準であり、個人差が大きいということも心に留め、
あせり過ぎず、ゆったりした気持ちで赤ちゃんの成長を見守る気持ちも大切です
赤ちゃんの運動能力発達の第一歩をクリアするためにも、
家族の応援と努力が必要です
☆イラスト:ぽちまる様のブログはこちら☆