今日はママと赤ちゃんの絆 についてのお話です!

 

                             

ママの不安な気持ち

 赤ちゃん誕生の瞬間から、喜びとともに不安にかられるママ達が多いと言います。
『赤ちゃんをちゃんと育てることが出来るのかしら?』
『良いママになれるのかしら‽』
イライラや焦り落ち込み、勝手に涙が出てくる…

                                    

 どのママ達もきっと不安を抱えた事があるはずです。

 昔は大家族での生活が当たり前であったため、育児に関するストレスや悩みを
一人で抱え込むという事は少なかったと言われていますね。
じいじ・ばあば・ちょっとお節介と感じる事があっても、経験豊富な年配の方達の
手助けを受けることができました。

 核家族化が進んだことによって、地域社会とのコミュニケーションが減り、ママ一人の
不安や負担が極端に増えてしまったのです。

 また、とても大変な出産を経て、心身共に大きなダメージを追っている状態で、
今度は育児、授乳や赤ちゃんの夜泣き等で睡眠不足になってしまう。そして赤ちゃんを
生む前と同様に家事もこなさなくてはならない。
そればかりか、出産によるホルモンバランスの変化で、情緒不安定になる事例も見られます。

 これでは、どんなにタフなママでも疲れ切ってしまうのは当然です。

ママの不安は赤ちゃんに伝わる?
 

                                 
 

 産声を上げるまで、10カ月もママのお腹の中に居た赤ちゃんは、お腹の中にいる時から、
既にママの声を聴き分けていると言います。

 ですから、生まれた後、言葉は理解できなくても、ママの声のトーンや表情等を敏感に感じ取ってをも
不思議ではありません。

 ママが育児に対して不安に思ったり、孤独やストレスを感じると、それは自然に赤ちゃんにも伝わると
言われています。逆にママの楽しい気持ちや嬉しい気持ちも赤ちゃんにはちゃんと伝わるのです。

ストレスが爆発してしまう前に

では、不安やストレスはどのように解消すれば良いのでしょう?
ママ達によっていろんな解消法があるようです。

★自分の不安等を文字にしてみる(日記・SNS等を活用)
★絶対に一人で悩まないで誰かに相談する(子育て支援センタ無料相談窓口等を利用・人と話をする)
★思いっきり泣いてみる(一人でトイレ大泣きする・ドラマを観て泣く等)
★アロマテラピーを楽しむ
★美味しいものを食べてみる
★ストレッチ等、体を動かしてみる
★パパに協力してもらう

 

 

      

少~しだけ気を楽に持ってみましょう!
育児はとても大変で、決して簡単なことではありません。
ゆっくりと焦らずに赤ちゃんとの絆を育めるよう、大変な中でも少しずつ育児の楽しさや喜びを
見出していくようにしましょう!

赤ちゃんとの絆のために

〇赤ちゃんはママの肌の接触・触れ合いがとっても好きです。
 生後1週間ほどの赤ちゃんに、胎内音(ママの動脈の血流音)を聞かせてあげると、ほとんどの赤ちゃんが泣き止んだという研究結果もあるように、赤ちゃんはママのお腹の中にいる時から耳が聞こえていることを忘れないで下さい。

                                

〇顔を見ながら言葉をかけてあげる
 赤ちゃんはママとひと時も離れたくないのですが、そうなるとママは身動きが取れなくなってしまいます。
そんな時は、時折優しい声で赤ちゃんの顔を覗き込みながら、言葉がけをしてあげましょう!
授乳の時も、オムツを替える時も、言葉がけをしてあげることでコミュニケーションが取れるのです。
ママが話しかけた時に赤ちゃんが手や足をしきりに動かす反応をエントレインメントと言いますが、これは言葉を離せない赤ちゃんが身振り手振りでママの言葉がけに必死に答えている証拠なのです。


 乳児は母親から栄養を与えられ、温かい世話を受けます。一方、母親は乳児から微笑と発声と注目を受けます。幼い子供は母親にすべてを依存し、母親との接触を喜びます。また、母親は子供に愛情を注ぐことに喜びを感じます。このようにして母子は相互に満ち足りた感情を維持してゆきます。この母子間の相互関係ないし「絆」のことを「愛着」(アタッチメント=attachment)と言います。
さて、動物は皆、生まれながらにして自分の生命を守る能力を身に付けていますが、ボウルビィ(J.Bowlby)は人間も同様に、泣き叫ぶ、微笑む、しがみつく、発声するといった生得的行動によって母親を自分に引き寄せ、母親と接触していることにより、安全を確保するのだと言い、これらの生得的行動が基になり、母と子の「愛着」(アタッチメント)が形成されると提唱しました。
via ボウルビィの愛着理論 ―母と子の絆―

〇しっかりと赤ちゃんを見つめて観察してあげることが、とっても大切です。

 

 

             

 生後1年間のうちに、親と赤ちゃんの固い絆が育まれます。この時期に愛情をたっぷりと受けた赤ちゃんと、そうでない赤ちゃんとでは、大きくなってから大差がつくと言われています。このように新生児にとってママの存在はとっても大切です。幼年期における母と子のきずなは自分や他の人への信頼を育てるので、大人になって社会生活を円満に送るためのにも重要な意味があると言われています。

 

 

赤ちゃんは、大人が思っている以上にたくさんの事を体で感じているという事を

理解し、 赤ちゃんと幸せな時間を過ごして、絆を深めましょう!

ハートハートママと赤ちゃんの素敵な毎日を願いながらハートハートハート