前回からの続きですが、
その前に、一つ訂正を。
昨年の1月23日に大腸癌と宣告されて、
その後、何をしたのか、忘れていましたが、
今日、たまたま、仕事で担当している方が、
交通事故に遭って同じ病院に通院し、
骨折で手術をすることになったので、
その付き添いをしていて・・・思い出しました!
そうそう・・・手術前の検査で、そのまま病院に残った・・・んですよね。
不安や落ち込む気持ちを抱えつつ、
次々とやらなきゃいけないことを提示されて・・・
でも、結果的にはそれが気持ちを支えた、ようにも思います。
ちなみに、今日も、骨折で手術該当、とわかると、
血液検査→レントゲン検査→CT検査→心電図検査→などなど・・・
一緒に病院内を回っていて・・・あ、そういえば自分の時もそうだったな、と思い出しました。
あれから一年。
「患者」から「付き添い」に「昇格?」しました。
というわけで、本題に。
私を元気にしてくれたのは・・・
1「こどもたちとの関わり」
大腸全摘の手術後は、正直、ストマにもなれず、外出そのものに不安があったけど、
ご近所で、慣れ親しんだ学童保育所ならば、とお手伝いに通いました。
最初は、体力もまだ戻っていなくて、
座ることも多かったけど、
こどもたちはそんな私でも、
元気な笑顔で温かく迎えてくれました。
病人なんて言ってられないですね!
結果、こどもたちから元気をもらいました。
こどもって、素晴らしいエネルギーを持っているな、と
気付かされた一年でした。
2「仕事や活動仲間との関わり」
入院して手術する、と決まり、
一番主にしていた仕事から離れる時、
その仕事仲間の方たちから、千羽鶴をいただきました。
入院中、ずっとベッドサイドにかけていて、
その思いを受け止めていました。
また、学童保育所の支援員さんはじめ、
地域活動の仲間、社会福祉士仲間・・・などなど、
沢山の仲間が心配してくれたり、声をかけてくれて、復帰を待ってくれていたり・・
仕事に復帰することは、
不安もあったけど、
そんな仲間の応援あってこそ、
なんとか復帰できた一年でした。
社会に引っ張り出してくれる仲間・・・大切です。
3「カヌー」
「好きなこと」や「趣味」という言い方もできますが、
この一年を振り返ると、
好きなこと、の中でも「カヌー」が一番だったかな、と。
以前もブログに書きましたが、
手術→人工肛門、となって、
今まで通りカヌーに乗ることができるのかな、と
ちょっと心配ではありました。
ま、私は、ぷかぷか浮いている程度のカヌーなので、
大丈夫だろうな・・・とは思っているものの、
不安もありました。
大腸全摘の手術の後、ストマのパウチの交換で
カタログとか見せてもらっている時に、
偶然とあるカタログの表紙に
カヌースプリントの選手の写真が使われていることに気づきました。
オストメイトでカヌースプリント日本代表の加藤選手でした。
その写真を見たときに、
嬉しくて。涙が溢れ出てきて・・・
そう、障害があってもスポーツはできるのです!
そんな「当たり前」のことをすっかり忘れていた自分に気づきました。
加藤選手の写真から、勇気をいただき(その後、メッセージもいただきました)
お陰様で、退院後、少しずつカヌー関係の活動にも参加できました。
もちろん、カヌーを漕ぐことも。(ぷかぷか、程度ですが)
カヌーを続けていて良かった!と
痛感した一年でした。
元気になったね、と声をかけて頂ける私ですが、
元気になったのは、
元気にしてくれた皆様のおかげです。
ありがとうございます!
で「家族」が出てこない・・・とお気づきの方!
この辺のお話は・・・またまた続きます。