岡山大学 五十周年記念館においておかやま生体信号研究会第44回例会が行われた。

 

「ウェアラブルセンシングで「聞く努力」は定量できるか

       ―開発者と挑む、Project–Market Fit型次世代臨床研究―」

 岡山大学病院 聴覚支援センター

   准教授 片岡 祐子 先生

 

「AI データが見せる予防医療 未来都市の社会実装に向けて」

  NECソリューションイノベータ株式会社 医療ヘルスケア・スマートシティ事業部門

   望月 智也 氏、松尾 茂 氏

 

「音声認識技術の歩みと現在」

 岡山大学 学術研究院ヘルスシステム統合科学学域

   教授 小川 厚徳 先生

 

「ウェアラブルデバイスの医療応用の現状」 

 岡山大学 学術研究院ヘルスシステム統合科学学域

   教授 森田 瑞樹 先生

本日も3次元動作解析で階段動作の計測を行った。

 

ソフトウェアのトラブルも解決し、1時間もかからずに歩行と階段の上り下りの計測が完了した。

 

こういう風に順調に計測が完了すると気分が良い。

 

ところが階段を片付け始めてトラブルが発生した。

 

床から引き出していた階段のためのボックスを床にはめ込もうとしたら斜めに詰まって抜くのも押し込むのもできなくなってしまったのである。

 

数人がかりで試行錯誤すること20分くらいでやっと元の状態にしまうことができた。

 

 

 

 

博多ポートタワーから全景が見下ろせる福岡国際会議場、マリンメッセ福岡 B館、福岡サンパレスを会場として、第63回日本リハビリテーション医学会学術集会が開催された。

 

 

 

私は現在、宇宙空間でも利用できるかもしれないCKC筋力評価トレーニングの方法について研究しているので、下記の講演に非常に興味があった。

 

教育講演41

宇宙医学とリハビリテーション医学

杏林大学 医学部 リハビリテーション医学

山田 深 先生

 

【抄録抜粋】

国際宇宙ステーション(ISS)における長期滞在ミッションは,宇宙を「一時的に訪れる場所」ではなく,「生活の場」として捉える視点を決定づけたといえる.ISS計画におけるエクササイズおよびリコンディショニングは,ミッションを成功に導くために不可欠な業務として位置づけられている.

現在進行中のアルテミス計画では,月面での滞在と反復的な船外活動が想定されている.月面は地球の約6分の1という部分重力環境であり,筋骨格系への機械的負荷は不十分となる.限られた環境下で実施されるエクササイズには,筋力維持にとどまらず,運動耐用能,バランス能力,作業能力の維持が求められる. 

将来の有人火星探査では,数か月から1年以上に及ぶ微小重力下での宇宙航行と,火星表面における約3分の1重力環境での長期滞在が必要となる.限られた水や食糧,空間や機器など多様な制約の中で実施されるエクササイズは宇宙飛行士の健康管理における必須の要素であり,帰還後の機能回復までを見据えた包括的な戦略が求められる.

 

【講演メモ】

国際宇宙ステーション(ISS)の無重力下で脱力すると両上肢を前方に持ち上げて椅子にだらりと座ったような格好になり、これを「Neutral Body Posture」という。

 

無重力環境に長期に滞在すると、以下の様な身体の変化が起こる。

「宇宙飛行関連神経眼症候群(SANS: Spaceflight-Associated Neuro-ocular Syndrome)」:無重力環境下では、血液などの体液が上半身や頭部へ移動するため頭蓋内圧が上昇し、それが眼球や視神経に悪影響を及ぼす現象が確認されている。視神経乳頭浮腫(うっ血乳頭)等が起こる。

その他に、内頸静脈に静脈血栓を生じた宇宙飛行士が見つかった。

 

宇宙飛行士は無重力環境での筋骨格系の萎縮を防ぐために毎日、有酸素運動を1時間、筋トレを1.5時間、合計2.5時間のトレーニングを行っている。通常は週に1日休みだが、休まずに毎日運動する飛行士もいる。

 

有酸素運動はエルゴメーターとトレッドミルの器機が設置されている。

エルゴメーターは立ちこぎである。

トレッドミルはハーネスとバンジーコードで足底がトレッドミルに押しつけられる仕組みになっている。

 

筋トレはAdvanced Resistive Exercise Device (ARED)(エイレッド)というエアーで負荷をかける装置で、スクワットやベンチプレスなどの運動を行う。

 

月へ飛ぶアルテミス計画ではこのような大がかりな装置は持って行けないので、小型で円盤を回転させて負荷を生じるケーブル式の運動装置が採用されるとのこと。

これは弾み車(フライホイール)を利用しているようだ。フライホイールは、回転する重い円盤にエネルギーを一時的に蓄え、その慣性でトルクや回転数のムラをならして機械を安定して回す仕組みのこと。

新学期になってから新たに3次元動作解析を始めたのだが、これまではうまく計測ができなかった。

 

メーカーに対応を検討してもらったところ、最新の動作解析ソフトのCortex 10 の仕様により、計測開始時に行うテンプレートの設定が、ライブモードに戻っても、テンプレート情報が適用されていないのが原因であるとのことであった。

 

以下の方法で計測が問題なくできるようになった。

 

1.ポストプロセスにて、動作データからテンプレートを作成し、Save Capture で cap ファイルを保存

2.ライブモードに戻り、「マーカーセット」タブを右クリック → 「Replace」を選択

3.現在読み込んでいる mars ファイルと同じファイルを選択

4.ライブモードでリアルタイム表示を実行

 

テンプレートが適応されて計測ができるようになると、以前のシステムと比較してかなりスムーズに計測ができることを実感した。

 

本日は、予定していた階段動作の計測と、筋張力解析までを約1時間ほどで完了することができた。

 

 

 

2日目金曜日は岡山で仕事が朝から夜まで立て込んでいたので、土曜日に再び日帰りで学会に参加した。

 

聴講した講演は以下のものである。

 

特別講演 1 科学技術力は国家生存の条件である

野依 良治 JST研究開発戦略センター

 

特別講演 2 医療変革期の臨床医学研究

永井 良三    自治医大

 

AI時代に問われる医師の原点 ―痛みと共感がつなぐ百年の架け橋― 

皆川 洋至 

 

基調講演 

生命誕生からChatGPT ―38億年目の創発―

西川 伸一    オール・アバウトサイエンス・ジャパン

 

特別講演 3 熟達論

為末 大    東大先端科学技術研究センター附属包摂社会共創機構

 

シンポジウム 人工関節感染症update 

 

感染症診療における抗菌薬選択の落とし穴と適正使用戦略

谷口 俊文