今年の干支は丙午(ひのえうま)とのことで、波乱の予感がする。

 

「丙」は火の陽の性質、「午」も火の性質を持つため、非常にエネルギッシュでパワフルな年回りで、本来は情熱やエネルギーに満ちた、大きな変化と飛躍のチャンスがある年という良い意味なのだそうだ。

 

私は今年のお正月はゆっくりできたのだが、指導している大学院生2名が今週末に修士論文の提出締切を控えており、心穏やかではなかった。

 

本来なら年末の休みに入る前にほぼ完成した論文を私にメールで送ってくるはずだったのだが、二人とも仕事を持っているためかなかなか論文を完成させることができず、年明けにずれ込んでしまったのである。

 

それでも昨日何とか論文が完成し、やっと一安心ということになった。

 

丙午は大きな変化と飛躍があるといっても、私の年齢では自分に特に大きな変化が起こるとも思われない。

 

むしろ、指導している学生や大学院生に大きく飛躍してもらいたい。

 

 

 

今年を振り返って思い出に残るのは、弘法大師空海にゆかりの深い「善通寺」「教王護国寺(東寺)」「金剛峯寺」の3霊跡を巡ったことである。

 

3年前に、高梁ロータリークラブの例会で、弘法大師空海の御誕生1250年という話を聴き、空海に興味を持った。

 

今年は3霊跡を全て巡ることができた。

 

善通寺

 

教王護国寺(東寺)

 

金剛峯寺

 

 

岡山県医師会館で行われた第59回中国四国リハビリテーション医学研究会において、下記演題を発表した。

 

健常高齢者のハムストリングスに対する筋電気刺激が脚伸展筋出力に与える効果

吉備国際大学大学院 保健科学研究科1,総合病院岡山協立病院リハビリテーション部2

○草地 海翔1,2,河村 顕治1

 

近年、臨床現場ではClosed Kinetic Chain(CKC)トレーニングが積極的に実施されている。

CKCの状況下では大腿四頭筋とハムストリングスの共同収縮が起こり膝関節は安定し保護されることが知られている。

この優れた特性はACL 再建術術後患者のリハビリテーションに応用されているが、それだけではなくサルコペニアや変形性膝関節症を持つ高齢者の運動療法にも適している。

これに対して、Open Kinetic Chain(OKC)では膝関節において大腿四頭筋による過大な剪断力が働き変形性膝関節症などの加齢変性のある高齢者では痛みを誘発することが多いため、CKCの状態で運動した方が安全で効果的である。

一方で、CKC運動においてハムストリングスの活動が抑制されやすい特性がある。

従来のOKC運動においては、主動作筋への筋電気刺激はIa相反抑制を介して拮抗筋活動を抑制することが知られているが、CKC運動下では脊髄回路における状態依存性反射転が生じ、ハムストリングスへの筋電気刺激が拮抗筋である大腿四頭筋の活動も促進する。

本研究では、CKC運動で抑制されやすいハムストリングスに筋電気刺激を加えることで、大腿四頭筋の筋出力が増強され、CKC脚伸展筋出力が向上するという仮説のもと、実験を実施した。

毎年年末に学術講演会の後に行われる岡山大学整形外科忘年会で桃整会理事長賞をいただいた。

 

事前に頂いた連絡では次のような説明があった。

 

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さて、令和3年12月11日桃整会理事会にて、桃整会理事長賞が設立されました。

この賞は、一般社団法人岡山大学整形外科桃整会の会員が他の模範となるような行為や

社会貢献などを行った場合に、これらを表彰しその功績をたたえることにより、

桃整会の士気の高揚を図り、もって法人の能率的な運営に寄与することを目的としています。

この度、第3回桃整会理事長賞は、先生に決定いたしました。

 

受賞の理由

1)長年にわたりリハビリテーション医学に関する研究を行い、多くの特許登録をされた。

2)吉備国際大学における長年の教育活動を行い、令和3年4月より吉備国際大学学長に就任された。

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昨年、桃整会理事長賞を受賞したのは、私と同じ昭和60年入局の川井章先生と佐藤徹先生である。

 

川井先生は国立がんセンターで部長を務め、希少癌の研究では国際的に有名である。

 

佐藤先生は岡大整形外科外傷グループをリードして、日本でも有数の外傷グループに育て上げた。

 

この二人と比較すると、私などが桃整会理事長賞を受賞するのはどうしても気が引ける。

 

しかし、とても名誉なことなので光栄に思う。

本学も会員として毎年発表を行っている岡山リサーチパーク研究・展示発表会において、以下の発表を行った。

 

簡便で携帯可能なベルト式CKC下肢筋力評価システムの開発

 

保健・医療の分野では下肢筋力を計測することは非常に重要である。

 

下肢全体の筋力評価にはClosed Kinetic Chain(CKC)を用いた評価が有効とされている。

 

椅子座位で腰椎部から足底中央を回したベルトを環状に固定し、側面に直列に配置したテンションメーターでレッグプレス出力を測定する簡便で携帯可能な下肢筋力評価システムを開発した。