枯葉 | 上から読んでも下から読んでもナカノカナ。~相模原・町田の女装娘カナの気まぐれ雑記~
先程NHKの番組で美輪明宏氏が歌ってましたね。

しかも原語(フランス語)だけでなく、2番は英語で歌ってたビックリマーク

丁度近頃よくこの曲を思い出しておりました

秋の季節にはピッタリの一曲ですね。

「枯葉/Les Feuilles Mortes」(詞・ジャック・プレヴェール/曲・ジョゼフ・コスマ)は1945年のフランス映画、「夜の門/Les Portes De La Nuit」(監督・マルセル・カルネ)の中で使われた曲。

劇中ではイヴ・モンタンが口ずさみ、レコードはコラ・ヴォケールが取り上げヒットし、後にイヴ・モンタンが正式に吹き込んだそうです。

2年後にはアメリカでジョニー・マーサー("Moon River"などで知られる)の英詞が書かれ、スタンダードになりました(ちなみに英語版にはヴァースはない)。

日本でもよく知られ、訳詞も書かれています。

一般には越路吹雪などが歌った岩谷時子のものが知られています。


岩谷時子・詞

あれは遠い想い出 やがて消える灯影(ほかげ)も
窓辺あかく輝き 光充ちたあのころ
時は去りて静かに 降り積む落ち葉よ
夢に夢を重ねて 一人生きる悲しさ
木枯らし吹きすさび 時は帰らず
心に歌うは ああ シャンソン恋の歌

暮れゆく秋の日よ 金色の枯葉散る
つかの間燃え立つ 恋に似た落ち葉よ
いつの日か抱かれて 誓いし言葉よ
はかなく ただ散りゆく 色あせし落ち葉よ
暮れゆく秋の日よ 金色の枯葉散る
つかの間燃え立つ 恋に似た落ち葉よ
いつの日か抱かれて 誓いし言葉よ
はかなく ただ散りゆく 色あせし落ち葉よ


私個人としては、もうひとつの別の訳詞の方が好きなんですけどね。

こちらの方が先に書かれたそうです。

日本で最初に取り上げたのは、「別れのブルース」などで知られる淡谷のり子でした(元々シャンソンやジャズなど幅広く歌っていました)。

当時パリに滞在していた高英男が薦めたのがきっかけでした。

その時書かれたのがこちらのもので、中原淳一が詞を書きました。


中原淳一・詞

風の中の灯 消えて行った幸福(しあわせ)を
底知らぬ闇の中 はかなくも呼び返す
夜の静寂(しじま)流れて 蒼く冷たい
冬の街角に立ち ただ生きていたという
力失(う)せたこの身 ああ忘られぬ
過ぎた日の悲しみ あの夜の恋の歌

枯葉よ 絶え間なく
散り行く 枯葉よ
風に散る 落葉のごと
冷たい 土に
落ちはてて 過ぎた日の
色あせた 恋の歌を
かすかに 胸のうちに
さびしくも 聴くよ


こちらの方が格調高い趣があり、語呂や歌詞のノリも合っており好みです。

昔よく岸洋子のを聴いていました。

今ではまず聴けない、美しく艶やかな歌のお手本のような歌声でした。

秋の夜長によく合う雰囲気の仕上がりでした。

YouTube探してみたけど、見つからなかったわあせる

機会があったら是非聴いてみて下さい。