今回は行く予定無かったですが家族が行くというので行ってきました。結果、とても良かった。
今回は、ゴッホの絵の魅力に気付きたくさん収集されてたヘレーネさんのコレクションが公開されています。
ゴッホが色々挫折して、画家を志してから最初期辺りからの素描がたくさんあったんですよね。
実際に油絵を書き始めるまで3年、素描を描いてます。すごい真面目。
はじめからすごくうまいけど、だんだん自分なりに工夫をしていってるところが見られます。
そして、画風も変わって行くんですが、絵を描き始めてからも悲しいことが多い…
誤解を受けてそこにいられなくなったり、野放しにするなと近所の人に署名されたり…耐えられんやろ…
あと、つらい人生だったということはなんか読んだりで知ってはいたんですけど、
今回見に行く前に山田五郎さんの美術のYouTubeが面白いと岡田としおさんが言ってたので見たら、まぁ思ってた以上につらいつらい…
観た後の生の「黄色い家」(今回来てます)なんて、描いた背景やその後を知ってると色合いとか関係なく切ないったら。
描いたときはゴッホ、夢いっぱいでワクワクしてたんだから。
なのにさぁ…
あと、他殺説があったのは知らなかった(忘れてた気もする)のと、ゴッホの性格併せて聴いたらきっつい…
ぜひ2つ目3つ目の動画を観ていただきたい。
療養所のあと画風が変わっているのがあからさまで、特に晩年の歪んだ絵は、(今回は糸杉が押されてますね)私の好きな「星月夜」などもファンタジックな印象を受けますが、アールブリュット展などで時々感じる、見えないものが見えている畏怖を感じます。
ムンクの叫びも、あの瞬間「きこえた」のを捉えた絵なのでそりゃ凄みがありますよね。
あと、ミレーの落ち穂ひろいの補完として描かれた絵がありましたが、解説を読んでわかるー、と思いました。
あれめっちゃ有名で美術の教科書に載ってるくらいやし、すごい精密に描かれてて、広い農地のなかで…って感じやから大きい絵かと思ったら、すっっごい小さいの。
オルセー美術館行ったとき見たけど嘘みたいに本物小さい。(しかも端っこに飾られてた)
どんだけ器用(表現w)ってくらい小さいのにあんなに細かく素晴らしく描き込まれてて、広大な感じで信じられなかった。
山田五郎さんのゴッホ解説3つ
耳も、他殺説の、からかわれ続けて遊びで殺されてあんな風に庇って死んだとかだったら…
聴いてて病む…
でも確かに一緒には過ごせない…
ゴッホは不遇というか、いかんともしがたい心を持ってしまった自分自身にとても苦しんだ人だと思う。
お兄さんを支え続けたテオ、そのおかげで今たくさんの人の心を揺るがす作品が残っている。
ゴッホが亡くなって半年後に死んでしまった。
自分の後だったことがゴッホにとってはせめてもの救いだっただろうな。
スピでいうとツインソウルとかソウルメイトと言うんだろう。
苦しみのなかで生まれた名作とか、あのつらい出来事があったから成長できたとかいうことあるけどさ、やっぱり幸せばっかりがいいなぁ。
みんな幸せがいいなぁ。
私みたいなアホが言うのもなんだけど、みんな幸せですように。