リヴァイ兵長に出会わせてくれた「進撃の巨人」。
作品についても興味はつきません。

諌山先生は、ブログで漫画「ヒメアノ~ル」を生涯ベスト級漫画とおっしゃってます。
その理由は先天性の反社会性人格障害者の悲哀を描いているから。そしてそこに寄り添う古谷実先生の描き方に尊敬を寄せているような印象です。

進撃の巨人でも反社会性人格を描きたかったと言ってて。
エレンは、壁外に人類がいてガッカリしたと言っていましたよね。
そして理由なく、どうしても、まっさらな大地にしたかったと。

ヒメアノ~ル最終巻で安藤さんの言うような穏やかな幸せでは納得できない人なのかな。
ミカサと2人の穏やかな生活は、どう答えていても やっぱり無理だったんじゃないかな…
(でも、場合と生まれた島が世界の仇ですから「仕方なかった」?)

自分の自由や大切なものを阻むものは、どんな惨状になるか解っていても、目の前で心通わせた子供がどんな最期になるか解っても、人類大虐殺をした。

それは、生まれたときから目の前に壁があってうざったかったからという後天的なものじゃないですよね。アルミンは外の世界に憧れてるけど人にがっかりしてないし。

私も、快楽殺人や小児性愛者のニュースなどを聞くたびに、違法になることでしか満たされない性質を持ってしまったことに、被害者がいるので許せることではないけど、正直 可哀想だと思うのです…

自分がもしそういう性質をもっていたら、法を犯さないためには一生 どんどん強くなる欲求不満を抱えて、人を羨んで、自分の不運を嘆いて人生を憎んで…本当につらいと思います。

もちろん、被害者のことを考えると、実行は絶対ダメだと思いますが…。

一生 欲求不満。一番やりたいことをやったら確実に捕まる。キツイ…

諌山先生、ブログでヒメアノ~ルの映画版を観た感想では、改変部分にかなりがっかりされた様子。
森田の異常性に後天的理由付けがされていて、反社会性人格の悲哀が矮小化されていると。
なので観る予定は今のところありません。

監督は「元々人を殺すような人間がいると思いたくなかった(思わせたくなかっただったかな?)」と理由を言ってたそうですが、それ ヒメアノ~ルの大事なことひっくり返しちゃってるよ!って思いました…(^-^;

本当に人を殺したり苦しんだりするのを見て性的興奮をもつ人はいるし、女の人のおっぱいにに釘差して興奮する人もいる(昔 知人にいたのでリアル。作曲家)し、それを求める人もいる。

ライナーたちみたいに敵か見た目じゃ分からないときの方が多いし。

だから、本当怖いんですよね、この世って。

ミカサの、残酷で美しいって言葉が頭に浮かんだところでお風呂に入ろうとおもいます…

しかし、古谷先生は稲中大好きで、人間解りすぎ!!と爆笑しながらも尊敬しまくりでしたが、それ以降は読んでませんでした。
なので、古谷実先生の作品が映画!?と思って🎥「ヒミズ」を観たときは方向性の変わりように驚きましたー。

リヴァイ兵長のおかげでまた世界が広がりましたラブラブラブ

兵長は純粋な夢に輝く瞳をもったピュアな人が好きで、応援しますよね。