面白かった。←
主要人物の頭の中の言葉を一部抜粋。
「どんなに汚くおぞましい部分が人間にあるとしても、その全てをひっくるめた人間というどろどろした沼から、いや、その混沌とした沼だからこそ、音楽という美しい蓮の花が咲く。
僕たちはあの蓮の花をいつまでも咲かせなければならない。もっと大きな花、もっと美しい花を。それが、人間であることに耐えていくよすがであり、同時に報酬なのだ。」
「よすが」。すごい言葉だなぁ。
あと一つ、この本のなかで印象に残った言葉は「掛け値なく」。
この二つが入ってるだけでも、この本の中に詰まってる光る希望と前向きで切実な感じを受け取れる気がする。
初めて「掛け値なく」という言葉を知った?意識した?のは、ずっと前の吉本ばななさんの本だったけど、そのとき、大切な人やものを守りたい強い感情に私のなかで変換されて、心が溢れて泣きたいような気持ちになったのを今でも覚えてる。
普段使わないよね
そして よすが。
検索したら「寄す処」から来てるとか。
「宗教」って、一般的になんか印象がよくない気がするけど、「心の底から信じて、そのことが強さや力や幸せになるもの」のことだと思う。
好きな人とかも。
例えば、戦地の人の想う人や家族は御神体のようなものじゃないかなぁ。
それが、音楽だったり、絵画だったり、人それぞれっていうような。
めっちゃはまってる漫画とかドラマとか映画とか、何かしら趣味とかあるときは、そのために用事頑張って終わらす!そのために働く!時間できたー、お金かけれるー!そしてめっちゃたのしぃ~~!たまらん!てなる。
これを信じて、これ唱えて、これ買って、身につけて、決められた通りして、奉仕してたら幸せになれる、良くなれる、救われると思う一般的な宗教も、同じではないかなぁ。本人は、そのために時間使ってお金使って、幸せ、もしくは幸せに近付けると期待できている。奉仕が喜びなのかも。
明日はちょっと、楽しい予定を入れたのでお酒は飲まないつもり!(笑)
お酒弱いくせに、休肝日を作りましょうとか全然守れてない…(><)