こんにちは!kiloです。

今回は高いジーパンと安いジーパンの違いの2つめです。
1つめはセルビッチデニムについて見ていきましたね。小さな違いではありましたが、その違いが実に様々な部分で影響を及ぼし、生地の使用量まで違うという話もありましたね。

今回は構造ではなく素材感に注目していきたいと思います。


デニムはボトムス紹介のデニムのところでご紹介したように、縦糸と横糸を綾織りにして作っています。
良いデニムはこの縦糸も横糸も同じ素材が使われており、ジーンズ全体で生デニムという生地を使用しています。

これに対して安いジーンズは横糸にポリ系の素材を中心に別の素材を混ぜています。

もちろん長持ちするのは前者のデニムで作られたジーンズなのですが、後者はなぜ生き残っているのでしょうか?

それは機能性の面で差別化しているからです。
生デニム100%の生地は耐久性もいいですし、使用感による味の出方も素晴らしいの一言につきます。ですが、ストレッチ性などの機能面は混紡している安いデニムのほうが良かったりするのです。

ですから用途にあわせてどちらも持っておくと良いでしょう。アクティブに動き、汚してしまいそうなときは、ストレッチデニム、普段履きでデニムを履くときは生デニム100%のセルビッチデニムで周りと差別化…など。

どうでしょうか、デニム一つでも全然違いますよね。

まだまだ高いジーパンと安いジーパンの違いは他にもありますが、今回はこのへんで。