こんにちは!kiloです。

 

今回は素材編第2弾ということで、「テンセル」について見ていきたいと思います。

 

テンセル(指定外繊維)素材って最近よく耳にしませんか?

でも結局どんな素材なのかわからないし、きっと既存の素材より洗濯などが面倒なのかも?と思って敬遠しているかもしれません。そしてそもそも指定外繊維とは何?となる人も少なくないでしょう。

 

なので今回は、テンセルの作り方、原料などから扱い方まで一通り見てみましょう。

 

 

テンセル

まず、テンセルかなりエコな素材です。

なぜかというと、テンセル素材は木材パルプを原料として使っています。なのでその他の天然素材をつかったものよりもエシカルな生地なのです。

そして木材パルプを有機溶剤で溶かすことによって生地を生成していくのですが、木材パルプを溶かして生成する生地ですから、他の化学繊維とは違い、土に還ることができるのです。とても環境にいいですよね。

 

 

さて、そんなテンセル素材の特徴を見ていきましょう。

特徴としては

・シルクに似た光沢

・触り心地もシルクに似ている

・保湿性が高い

・軽めの素材である

・風になびくととろみがある

・シワになりやすい

・カビや虫食いなどにデリケート

・テンセル100%よりも、複合した生地が多い 

・摩擦に弱く毛羽立ちやすい

と言った点があげられます。

 

素材としてはかるく、春や夏向けの素材です。

また、シルクに似た光沢があり上品に着ることのできる素材で、その点もおすすめできます。

触り心地がいいので着心地も快適です。これらが主にテンセル素材のメリットでしょう。

ですが一方、シワになりやすく保湿性も高い上カビが生えやすいので、取り扱いには十分な注意が必要になってきます。洋服の取り扱いに自信がない場合は自宅で洗わないほうが賢明でしょう。もしくは手洗いなどで優しく洗うことが前提となってきます。雨の日に着るなどはもちろんNGです。その点にも注意しましょう。

 

 

 

最後に、指定外繊維とは一体何なのか見ていきましょう。

指定外繊維とは一言で言うと「テンセル」と「リヨセル」素材のことです。

この2つは上にも書いたように木材パルプを用いた素材で、石油を原料としていません。ちなみにリヨセルとテンセルは全く同じで、別の会社が別の商標登録をしたというだけの話です。

ですが今はその二社も合併し、会社のブランド名を「テンセル」、総称を「リヨセル」としました。

 

 

ここまでテンセル素材について知ることができれば、衣服を素材的観点で選ぶ上では十分でしょう。個人的にテンセルは大好きな素材です。とても触り心地や着心地、風合いがよく、丈夫であるからです。取り扱いは難しいですがその点を差し引いても高級感のある素材の中ではかなりお得な素材だと思います。

みなさんもお出かけ用にテンセル素材の物を購入してみてはいかがでしょうか?

 

 

では今回はこのへんで。