こんにちは!kiloです!

 

前回はチェスターコートを見ていきましたが(前回の記事はこちら)、今回はトレンチコートに焦点を絞っていきたいと思います。

 

トレンチコート

まず、トレンチとは「塹壕」という意味があります。塹壕は戦争の時に使われていた壕ですね。つまり、第一次世界大戦で塹壕戦の時にイギリス陸軍が着用していたものになります。持っている方はわかるかもしれませんがトレンチコートって撥水性がすごいですよね。トレンチコートはもともと防水性と戦争に耐えうる耐久性を兼ね備えた戦闘服としてのコートを作る目的で作られました。

そのような歴史があるトレンチコートですが、どのような特徴を兼ね備えているのでしょうか。

 

まず、生地にはバーバリーで有名なギャバジンが使用されています。(ギャバジンの記事はこちら)そのため撥水性がよいのです。

ギャバジンの詳しい解説はギャバジンの記事に任せるとして、ここではトレンチコートについてもう少し掘り下げてみましょう。

先ほども言ったように、軍服がもとになっているトレンチコートは機能性がとても良いです。ではどのようなところが機能性につながってるのでしょうか。

まず、ダブルブレストで、左右どちらを上にすることもできるという点で、これは雨風にさらされても濡れたり体が冷えたりしづらいようにと考案されました。軍服にはこのようなつくりの物は多いです。

他にもガンフラップがついていることでもともとは銃撃を貫通させないようにとついていましたが、今では雨が中に入ってこないようにすることもできます。さらにラグランスリープにより肩の位置が調節できるため、ご子息に譲るときにオーバーサイズでも着やすいです。ラグランスリープとは画像の右肩から胸にかけてある布ですね。ちなみに、肩のボタンはエポレットと言って昔は階級章がつけられていましたが、水筒や双眼鏡が落ちないようにひっかけられていました。

 

ここまでで機能性と頑丈さがよくわかりましたね。

 

 

どうでしょうか、一着持っていると雨の日などにも活躍できそうですよね。

では今回はこの辺で。