こんにちは!kiloです。

 
今日はボトムスを素材で分けて考えていきたいとおもいます!
 
皆さんはここまで読んで、ボトムスの形は概ね理解していただけたかとおもいます。しかしそれでほしいアイテムをピッタリ見つけられる!わけではありません。
そこで重要になってくるのが素材感です。
 
皆さん不思議に思いませんでしたか?ボトムスの種類を先程から解説にしてるのに、定番の「ジーンズ」や「チノパン」がなかったですよね?
 
そう、これらは形ではなく素材で分けた呼び名だからです。
つまり、ジーンズの中にもスキニーやストレートがあるということですね。
 
ではここから素材別の知識をつけることで、細かく理解して行きましょう。
 
①「ジーンズ」
一つ目はジーンズです。こちらは「デニム」と全く同じと考えてよいでしょう。ここでは混乱を防ぐために「ジーンズ」で統一していきます。
この生地がインディゴで染色されていることは、知っている人も多いのかと思います。ですが、実は染色しているのは生地の縦糸だけなのです。横糸は白いままなのですね。
たまに見える白いぽつぽつはその染色されてない糸なのでしょう。
また原料はコットンでできています。
 
さらにジーンズにもさまざまな種類があるので掘り下げてみましょう。
・ライトハンドツイル
これが最も一般的です。ジーンズの織り方は綾織り(綾織りについての詳しい記事はこちら(編集中))という方式なのですが、この時にできる織り目(綾目)が右から左、上から下に向かって流れているものです。
・レフトハンドツイル
これはライトハンドツイルと対照的なつくりで綾目が逆向きになっています。
・ブロークンツイル
この製法はライトハンドツイルとレフトハンドツイルの折衷案みたいなもので、糸ごとに右織り左織りを交互に繰り返し、右同士と左同士がくっつかないように(ブレイク)しています。これによって、右にも左にも綾目のねじれが生じないのが特徴です。また、交互に向きが変わるのでかなり丈夫なつくりになります。
 
・ダンガリー
先ほど、縦糸を染め、横糸は染めないのが一般的といいましたが、この織り方のみそれが逆になっています。近年では、薄手のジーンズのことをいう場合もあるそうです。ちなみに語源はインドの地名から来ています。
・カラージーンズ
これはジーンズの中でもインディゴ以外によって染められたものです。黒いジーンズなどはこれに当たります。また、染料の主成分は硫化物です。
・コーティングジーンズ
ジーンズそのものに、アクリルなどをコーティングし艶を与えたものです。
 
・ストレッチジーンズ
これは伸縮性の高いジーンズです。
横糸にコットンよりも伸びの良い素材が用いられています。
ポリウレタンなどが代表的です。
 
以下はストレッチジーンズではないのですが、近年ではコットン以外の生地を横糸に用いることも多いようです。具体的には、レーヨン、リネン、ウールなどがあります。
この辺の素材についても記事を更新していく予定ですので、そちらを読んでいただいて季節やイメージにぴったりのジーンズでを探してみてはいかがでしょうか。
 
それでは今回はこの辺で。