年に数回、コンディショニングに関わらせていただいている、地方の某バレエスタジオの生徒さん(12歳くらい)数人のVa.最新映像を拝見させていただいた。

素晴らしい!…職業柄、敢えて身体的なウィークポイントに言及したけど、本当に感激する。

だって、年齢相応の基礎と正確性を、ある一定以上のレベルで保ちながら、すっげー活き活き(←ここ最重要)してるんだもん!

テクニック至上主義や、Jr.なのに大人顔負けの背伸びした演技が素晴らしいと思ってる人には伝わらないだろうけど。

キトリもジゼルも、どんな役でも背景や物語やテーマ等があり、歴史の縦軸と、主人公を取り巻く環境の横軸があると思うんだけど、演者自身が等身大に解釈すればいい。

年齢や経験を経るごとに解釈に変化があるだろうし、アレンジを重ねた末には味のある演技に繋がるかも知れない。

でも、その原動力となるのは好奇心と想像力であり、更にそれを育むのは探究し続ける持久力に他ならない。

好奇心が満たされ想像する楽しさを感じていれば持久力は確保されるし、想像から創造への変化も期待できる。

しかし、それをどのように実現し獲得していくのか?

答えはハッキリ言って分からないけど、たぶん、親からたくさん愛情注がれて、たくさん自然に触れ、多少痛い目にも遭って自然に対する敬意と畏怖の念を育んだ方が良いし、映像作品ばかり観て可視化された情報を教示されるのではなく、たくさん音楽を聴いて実際に音やリズムを発してみたり、たくさん本を読んで想いを巡らせ、不可視の何かを感じて自分の世界観を構築した方がいい。

ただし、現代社会においては、社会通念と懸け離れた虚像の世界だけで生きることは不可能に近いから、高卒レベルの一般的学力と教養、コミュニケーション能力を身につけるのは不可避だろうし、ひょっとしたら大卒レベルを求められるかも知れない。…ま、それはいっか。

とにかく、マイケル・ジャクソンの言葉を借りて無理やり締めくくるけど、「香りのない造花はいらない」ってこと。

文章書くのむずいしめんどい。しかもiPhone(スマホ)で。酒飲みてー!



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