注意すべきことはとても多いし、はっきり言って命がけのバイク生活。
だが、そのくらいの気概を持っていれば、溢れるバイクの恍惚感に圧倒される。
公道デビューした時の感想としては、怖さより楽しさが増していたということ。
慣れるまでも、慣れてからもずっと楽しい。これは予想していなかった。もしかしたらすぐに飽きてしまうのでは?とか、なんか結構管理が大変で面倒になってしまうのでは?とか色々考えていたが、バイク生活を始めると楽しさが圧倒していた。充足感というのが一番しっくりくる表現だ。遊園地のジェットコースターや、スノーボードが楽しいと思える人は間違いない。他に予想していなかったのは、バイク乗りの世界観に入るということ。装備類選びや多少のカスタム、排気量やエンジン特性の違いを知り、すれ違うバイク達を横目でチェックする楽しさ。また、信号待ちなどで隣のバイクが並んだ時のシンパシー。このえもいわれぬ高揚感は全く予想していなかった。これまでプライベートで悩みがあったが、まぁ見事に吹き飛んだ。何か新しいことをやってみたいという人、日ごろの鬱屈をどうにかしたいという人、バイク生活をやってみる価値は大いにある。合わなければ止めればいいだけだ。経験を積む自己投資だと思えば良い。