お金をいただいて鑑定するようになってから、

おおよそ15年くらい経過しているわけですが、

ここ最近よくお客様から話されるのが、

「私も占い師になりたい」ということなんですよね。

実際、私も講座をやっていた時期もあるので、

生徒として受講してくださっていた方のなかには、

ゆくゆくは仕事にしてみたいかも? という方もいらっしゃったし、

結果的に仕事に繋がった…という方から話を聞いたこともあります。

 

そしてさらにさかのぼると、

私が生徒として色々な先生の講座を受けていたときに、

一緒だった方で占い師になった方もわりと多いので、

一定数の需要というか、なりたい人はいるんだと思います。

が、最近特に多いのは何故なんだろう……。

 

私の話に戻ると、

いわゆるファッションビル的なところの占いブースに座っていたり、

「占いの館」的なところに所属していた時期もあれば、

完全にフリーでカフェ鑑定等だけだった頃もあります。

今は電話占いの会社に所属しているので、主にそこでの鑑定がメインで、

占いに係わる原稿を書いたり、

お声がかかれば編集者として動くことも極々たまーに、みたいな。

 

占いに係わる原稿が仕事のメインだった時期もあるので、

本当に占い師として鑑定がほぼ100%みたいなのは、

プロになってからけっこう年数経ってからだと思います。

何が言いたいかというと、ガチで鑑定で生計を立てていくのに、

プロになってすぐそれが叶う人はまあまあ少数派かな~ということですね…。

 

お客様から占い師になりたい、という話が出た場合、

鑑定中の話なので、本格的にあれこれ話すことはないのですが、

卜術(だいたいの方はタロットカードかな?)のみ出来る、または独学中、

という状況の方が多い印象です。

電話鑑定は1分いくら、という計算で料金が決まるところがほとんどだと思うので、

できるだけ短時間で占いを提供したい、とこちらも考えているため、

そういう時にタロットカードは万能だな~と思うことは多いです。

私のスキル的な問題なのですが、ホラリー立てるよりカードを引く方が、

個人的にはスピードが出せるのもあります。

 

でもカードだけだとカバーしきれないこともやはりあるので、

プロとして活動する場合、よほどの卜術のエキスパートでない限り、

命術(生年月日等で占うもの)との併用が一般的だと思います。

フリーでなく、どこかに所属するとなるとだいたいオーディションがあるので、

そこで例えばタロットカードだけで不足なく鑑定できれば大丈夫なのかな?

とも思いますが、使用占術が朴術1つのみだと基本的にはかなり厳しいかもしれません。

 

なので、占い師になりたいという場合は、

卜術1つ、命術1つできるようになるのを目指すとよいと思っています。

 

占い師ってどうやってなるの? ってよく聞かれるのですが、

普通に「学ぶ」んですよね。講座や勉強会、練習会などで。

昔々、私が占い師として活動していることを知った親戚に、

「私の方が霊感とかあるし、向いていそう」と言われて、

「お、おう…」と絶句したことがありました。

霊感系の才能がある占い師さんも、まったく占術知らない方は一握りのような気がします。

※親戚に対しては、めんどうだったので「そうですね~」で済ませました。

 

よくタロットカード講座の広告バナーとか出現して、

ちらっと見てみると、習得してプロデビュー! みたいなうたい文句がありますが、

それだけじゃ厳しいと思うよ~という話でした。

そして勉強に時間がかかるのは、圧倒的に命術の方なんですよね。一般的に。

 

占い師、そのうちなりたいな~と考えている方がいらしたら、

お気軽にメッセージ等でお話しください。

その方の現在の環境にあった学習方法を一緒に考えるお手伝いくらいは

できるかもしれません。