9月に入ってもまだ暑い。エアコン無しでは体調を崩してしまう。就寝中もエアコン頼りだ。
昔、鵜の島海岸近くに住んでいた。夕方になると海風が心地よかった。扇風機や団扇で事足りた。当時は地球温暖化の問題などはなかったが。
朝、しばし窓を開けて新鮮な空気の入れ替えを試みる。新聞を広げる夫、汗が滴り落ちる。
「もうダメだ。エアコンを入れよう」
一日中となると、サーキュレーターを使用していても足元が涼しくなる。冷え症の私は、「レッグウォーマー」で対処する。
今夏、何かと「冷感商品」がメディアで取り上げられていた。充電した携帯扇風機を手にしているは多い。一度使用始めるとなかなか手放せないらしい。
更に、目立ったのは、ネッククーラーだ。数時間冷蔵庫で冷やしてから利用する。首元を冷やすのは、理にかなっている。携帯扇風機と異なって、両手を塞がない。友人は、「お掃除や食事作りの時の必需品となった」語っている。
汗っかきの夫に勧めたところ、
「煩わしい」
と、一言。我が家は、携帯扇風機もネッククーラーも誰も利用することはなさそうだ。
国連事務総長、グテーレス氏は、世界中に警鐘をならした。
「地球温暖化の時代は終わった。地球沸騰化の時代だ。」
それを世界中の誰もが実感したに違いない。
日本では、「熱中症警戒アラート」「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」「頻繁な竜巻発生」など、耳慣れない気象予報が発出されて、命の危機を感じた。
カナダやギリシャの大規模な森林火災。
アメリカ「死の谷」の54度の気温上昇。
北極の凍土の氷解と海面上昇。
戦争などやっている場合じゃない。地球上に住む住人として真剣に考えなければ。
(2023、9、7)