元ICRP(国際放射線防護委員会)の委員で日本放射能学会の中村仁信理事によると、放射能の積算基準値は科学的根拠がないという。

ICRPは放射能の国際基準を作っている機関だが、一瞬で浴びる放射能値と年間の放射能積算値は同じ影響があると“以前は”考えていたそうだが、今では多くの情報が揃ってきて、積算値の影響は小さいということが分かっているそうだ。

しかし、すでに国際的に知られているので今更変えられないという事情なんだとか。

ICRPの委員は「一瞬で浴びるのと積算は違う」と言っているにも関わらず、基準値の変更をしないと。

たとえば放射能を瞬間的に100ミリシーベルトを超えると健康に影響が出るが、年間積算100ミリシーベルトならほとんど影響がでないという。

にも関わらず、以前の基準で100ミリシーベルトが安全の目安となり、年間1ミリシーベルトに設定したという。1ミリシーベルトの根拠は、100年経たないと積算100ミリシーベルトを超えず、100年以上生きる人はほとんどいないから都合が良かった、という理由というから驚く。

そのために日本国民の犠牲が甚大となるのはいかがなものか。

放射能の危険性を過剰に評価することで、日本国民の生活はおろか経済活動にも甚大な影響を及ぼしている。

ICRPにも、ICPPが地球温暖化CO2犯人説を捏造したような裏があるのだろうか。