私を総裁候補にする覚悟はありますか?


このセリフ、アドリブで言ったわけではない。


と僕は考えている。


かなりの時間、シミュレーションを行ってきたはずである。


このセリフを言えば、マスコミが大々的に扱うだけでなく、あらためて地方自治の問題について注目が集まるからだ。


そして見落としてはいけないのが、


「全国知事会でまとめた地方分権に関する方針を、そのまま自民党の政権公約(マニフェスト)に盛り込む」


という要求である。


全国知事会の方針は、官僚だけでなく政治家にも無視されている。


俺たちはお前達の“しもべ”じゃない、いつまでも虫けらのように扱うな。

 (某F1の騒動で某T社が放ったセリフにも同じようなものがあったが)


という、過激な文句を、形を変えて訴えたわけだ。全国の人々の耳にも届くように。


その絶好のチャンスが、昨日の古賀選対委員長の出馬要請だったわけだ。


その千載一遇の機会を待って、東国原知事は、したたかにシミュレーションをして待っていたはずである。