このブログでも、何度か 「今後は、地球温暖化ではなく、地球寒冷化が問題だ。寒冷化は温暖化よりも恐ろしい」という話をしてきた。

http://ameblo.jp/suzuryou/entry-10172112732.html#main


http://ameblo.jp/suzuryou/entry-10169976369.html


さらに、昨年から太陽黒点の無黒点状態が続いており、09年から寒冷化が深刻な問題になっていく、ということを指摘してきた。


また余談ではあるが、気象学の最新理論では、太陽活動による太陽風の影響で、宇宙から地球に注がれる放射線(宇宙線)が弱まるため、地球の雲の発生が抑えられ、温暖化が促進していた、といわれている。(スベンスマーク効果


つまり、これまでの地球温暖化はCO2が原因ではなく、太陽活動の活発化による雲の減少である、というのが最新科学が導き出した答えの一つなのである。


http://www.space.dtu.dk/upload/institutter/space/research/reports/scientific%20reports/dnsc-scientific_report_3_2007.pdf


http://www.phys.huji.ac.il/~shaviv/Ice-ages/GSAToday.pdf


http://www.youtube.com/watch?v=6RsMJJEQoD0&feature=related


ということは太陽活動が弱まることで、太陽風の影響が弱まり、宇宙線の影響が相対的に大きくなるため地上の雲が増え、太陽光を遮断することによる寒冷化が促進されてしまう、ということでもある。


それだけ、太陽活動が弱まることの影響は大きいのだ。


そして今日、同様のニュースがasahi.comで配信された。



[弱る太陽 活動200年ぶりの低水準] asahi.comより引用


太陽の活動が200年ぶりの低水準にまで落ち込んでいる。


すずりょうの超常識論

これまでのパターンだと再来年には活動の極大期を迎えるはずなのに、活発さの指標となる黒点がほとんど現れない。


研究者も「このままだと地球はミニ氷河期に入る可能性がある」と慌て始めた。国立天文台は今月下旬に研究者を集めた検討会を開く。


太陽の活動は約11年周期で活発になったり、静穏になったりというパターンを繰り返している。活動ぶりの指標が表面にシミのように見える黒点。


黒点の周辺では爆発現象が多く起こり、黒点が多いほど、太陽の活動が活発だ。


ところが、デンマークの太陽黒点数データセンターによると、黒点の多さを表す「相対数」は08年が2.9で、過去100年で1913年の1.4に次ぐ2番目の少なさだった。


今年はさらに減り、4月までの暫定値が1.2と、1810年の0.0以来の低水準に落ち込んだ。


太陽から放出される陽子などの流れ(太陽風)も07、08年は過去数十年とまったく違う。静穏期の太陽風は遅い風が赤道に、速い風が北極と南極に集まるが、名古屋大太陽地球環境研究所の観測では、07、08年は赤道付近にも速い風が多く現れた。


徳丸宗利教授は「太陽の磁場が弱まっている影響だろう」という。この磁場の弱まりも、黒点の減少と関係があるとみられる。


太陽活動には数百年周期の変動も知られる。17~18世紀には約70年間、黒点がほぼ消え、欧州では英国のテムズ川が凍るなど「ミニ氷河期」に陥った。


東京大宇宙線研究所の宮原ひろ子特任助教は「ここ1千年でも活動の極小期が5回あり、前回が1800年ごろ。歴史的には、そろそろ次の極小期に入ってもおかしくない」と指摘する。


国立天文台の常田佐久教授は「X線や光も弱まっている。今後、再び黒点が増えても、従来のような活発さになると考える太陽研究者は少ない」と話す。

(東山正宜)


asahi.comより引用
http://www.asahi.com/science/update/0601/TKY200906010159.html


ちなみに↓は、地球温暖化CO2犯人説を完全否定している東京工業大学大学院教授・丸山茂徳氏。