採卵に向けて
お盆に入る直前
クロミッドを処方される5日分

排卵誘発剤を注射もしていく
お盆でクリニックが休みのため、自己注射の練習が出来ず、注射のために通院

休日は決まった時間だけ注射を受け付けていた

本当は毎日がいいのだけど、わたしの仕事もあり打てなかった日もあった

診察日も休みの日にあった

卵が育っているのは右に2つ

お盆が明け、自己注射の練習がやっとできる
その日、採卵日が決まる
練習は通常2日間
しかし、1日で習得し、
クリニックで教わりながら1本
その日の夜に1本
翌日に2本
で注射は終了した

副作用はあるようなないような
夏のこの暑さのせいなのか副作用なのかわからない状況だった

点鼻薬をして
前日にはインテバンカプセルを服用

23時から絶飲食

6時過ぎに起き
精子は自宅採取にしたから、旦那様を刺激しないように、出掛ける準備

一緒には行かないので、駅まで車で送ってくれた

7時の電車は思っていたよりも混んでいなかった
クリニックに着く

採卵の件数が出ている
1件
わたしだけだ

今日の説明の用紙を読み
名前のリストバンドをする
精子を提出して
看護師が呼ぶまで受付で待つ

呼ばれると更衣室へ案内され、着替えを済ませ待つ
ここに来て急に緊張してきた

手術室で準備している看護師たちの声は丸聞こえだ

ムドラをして落ち着かせようと
ドゥビムカをやるがしっくりこない
ここはやっぱりヨニ

少し落ち着いてくる
ムドラの力はすごい

まずは点滴

腕を暖めておくのを忘れていた 体が冷えている
点滴で針を指す
失敗はされなかったが、そこの血管は痛いのよ

まだ緊張は残っていたが ヨニムドラは両手のため点滴している状態では無理だった
そこでアパナムドラをする
少しずつ落ち着いてくる

しばらくして、オペ室へ案内される
名前の確認が3回ほどあった
培養師さんが目の前に来て名前の確認と挨拶が済みベッドに横になる

培養師さんの顔が見れてよかったとふと思った
お願いねと手を握りしめたい思いだった

局所麻酔のみでスタート
20000円もするので、麻酔代は節約
我慢できなかったら途中からも大丈夫と言われたので

力が入ってしまうのがわかる
力を抜く意識をしながら
「ちくっとしますよ」と先生は言うが
その前の準備の方が痛かった
刺したときももちろん痛いが激痛ではない

卵管造影検査の方が痛かった
(痛みの種類は違うが)

右2コ 左0コ
変わらずだった

10分程度で終わる

歩いて安静室に戻り横になって休む
お水と飴を用意してくれた
お腹は鈍痛が続き 水を飲む気にはなれなかった

しばらくすると血圧を計りに看護師がくる
低いようで2回計られるが問題はなかったようだ

新たに患者さんが案内されてきた(音だけ)杯移植の人だなと思う

杯移植は簡単なようだ
わたしよりも先に帰られた

看護師がまた来て
トイレに行きますと言う
血尿が出ていないか確認するそうだ

出てはいなかったが拭いたときに少し血が着く
少しぐらいは良いみたい

またさらに横になり休む
ここで飴をなめようと気になった

横になっていたら眠れそうなものだが全く眠れず
頭の中はなんだかわからない映像が浮かんでくる
不思議な感覚だった

点滴の針を抜いて
着替えを案内される
だいぶ腹痛は落ち着いてきた

受付にいくと処置室へと言われ処置がまだあるとのこと

内診室へ
ガーゼを詰めていたのを出してくれた
このガーゼを自分で抜いてくださいというクリニックがあると聞いたこともあったなと思い出した
ここで 卵子2つ取れたが1つは入ってなかったと告げられる
1つか、、、

1つが受精して着想して妊娠して育ってくれて産まれてくれたらいーんだ!
と言い聞かせる
願う

さらっと言われ さらっと聞いたわたしだが
そのまま受け止めるしかないのだけど
改めて出来事を振り返り 旦那様へLINEで報告して更にこうしてブログを書いてみたら

涙が出てしまう

ダメだったときのことは考えたくない

わかっているのに
わかっているから

どうしようもない感情はそのまま受け止めよう
押さえつけないで その思いをそのままに