こんにちは、絵描きの円です
3月は実在した人物が主人公の映画をよく観てました。意識して選んでたわけじゃないんだけど、なんとなく面白そうだなって観てみた映画がことごとく実話系でした。不思議です
いくつか挙げてみるとね…
「フリーダ」
メキシコで名高い女性画家フリーダ・カーロの物語。
大怪我による後遺症に苦しみながらも、痛みと共に絵を描き、激しい人生を生きた人。
フリーダの服やアクセサリーがカラフルでかわいい
ノーベル賞を受賞した天才数学者ジョン・ナッシュの物語。
統合失調症による幻覚に生涯悩まされた。妄想と現実が明らかになる流れが見事で、ミステリー映画として面白すぎる
「リリーのすべて」
人類初の性別適合手術を受けたリリー・エルベの物語。
もともとはアイナー・ベルナーという人気男性画家で、リリーをそばで支え続けたのはアイナーの妻ゲルダ。愛が複雑
…などなど。
前知識無く何となく選んでるのに「画家」「天才」「ジェンダー」あたりに偏ってるのがおもしろいです。あと特殊な生きづらさや障害も。
あえて言葉を選ばずに言うなら「なんておもしろい人生の人がいるんだろう」ていうのが素直な感想です。
映画だから事実とは違うところもあるし、作品としてドラマチックに演出してるのもあるとは思う。でも、わたしの頭では想像もつかないようなびっくりするような生き方の人がいるのを知ると、なんだか元気が出るのです。
見ようによってはフリーダもナッシュもリリーもヘビーな苦労を背負った不幸な人たちです。自分が同じ立場だったら絶対に「何でわたしだけがこんな目に!?」って思っただろうな。
でも、その特殊な不具合や境遇がめちゃくちゃ魅力的に美しく見えるのです。
人間ておもしろいなぁ、と思ってしまうんです。
特別に不幸だったり、人とは違う苦労をする人生を、わたしはおもしろいと感じるようです。
ドSかな?
いや、ドMか?
自分も今後の人生で何か成し遂げたら映画にしてもらえないかな。後世の人におもしろいって言われたいw