こんにちは、絵描きの円です
「グレーゾーンの意外な困りごと」の続きです。
具体的にどんな治療や対策をしているかのお話です。
かかる病院や患者さんの特性によって変わると思いますし、このやり方はやや特殊ではないかと思ってます。無限にある方法のほんの一例ですので、ご参考までに。
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主治医はグレーゾーンの発達障害に大変詳しい人で、アプローチは栄養学メインです。
いわゆる精神薬的なものは基本使いません。
対策は今のところ3つです。
①ビタミンC・Bをたくさん摂る
②アミノ酸をたくさん摂る
③軽い糖質制限
①ビタミンC・Bをたくさん摂る
錠剤でビタミンCとビタミンBをガンガン体に入れます。
ビタミンC・Bはタンパク質の消化に必須です。これが足りないとせっかく食べても吸収できません。
一方で、ストレスによって大量消費されちゃうビタミンでもあります。
発達障害人(と多くの現代人)には普通の食事だけでまかなうのが難しいです。
ビタミンCは「シナール」という薬を保険適応で出せる上限まで処方してもらっています。本当にガンガン飲みます。それでも足りないくらいだそう。
ビタミンBはもともと飲んでいたナウフーズのサプリメントを続けています。ディアナチュラとかDHCとか、国産のものより含有量が多くコスパも良いです。
シナールには市販薬もあります。(含有量は処方薬より控えめ)
お肌が綺麗になる効果もあるので、気になる方はどう?
ビタミンBはこちら。サプリ大国アメリカのお品です。
この2つだけで「あれ、なんか元気かも?」って日が増えました。タンパク質を消化できるようになって、ガタガタだったバランスが少し整ってきたようです。
②アミノ酸をたくさん摂る
ビタミンが足りてきたところで「ESポリタミン」という粉薬を飲みます。この粉の正体はアミノ酸です。
タンパク質は体内でいったんアミノ酸に変わり、それからセロトニンや筋肉になります。「肉や魚ももちろん良いけど、消化の手間がかかるから直にアミノ酸入れちゃお!」ということらしいです。
飲んだ数時間後に元気になります。即効性。
アッパーな元気じゃなく、安心と幸福感が湧いてくる感じです。
市販薬は無いですが、代用するならホエイプロテインかなと思います。肉や魚よりもグラムあたりのタンパク質量が多くてお得です。固形物より消化しやすいのもメリット。
③軽い糖質制限
午後はなるべく糖質を控えます。
夕飯は炭水化物を抜いたり、おやつはお菓子じゃなく魚肉ソーセージを食べるとか。
血糖値の乱高下を防ぎ、夜の寝つきを良くするためです。
夕飯に白米やパスタなど炭水化物をたくさん食べると、血糖値がガッと上がって、交感神経がバキバキにキマって眠れなくなります。
脳が覚醒しちゃうのね。
寝付けたとしても、寝ている間に血糖値が下がって体が危機を感じるので、眠りが浅くなります。
寝汗をかいたり悪夢を見たりするのも血糖値のせいなんだって。
最初は悲しかった糖質制限ですが、やってみると意外に大丈夫でした。
白米を抜くと、たしかにお腹は空くんだよ。でも不思議と「食べたい!足りない!」って感覚にはならないんです。
どうやら、空腹感と飢餓感は別物のようです。
飢餓感は血糖値が見せる幻。誤報のアラームのようなものなのかもしれません。
とはいえ、きっちり守れてるわけではなく…。どうしても食べたい時は食べてます、お菓子と炭水化物
特に、プリンセスdayの時はどんなに頑張っても血糖値が乱れて飢餓感に負けます。こればっかりはしかたねぇ。俺はそんなに強くねぇ。
【注意】
タンパク質が足りてない人には糖質制限をおすすめしません。いきなり夕飯抜いたりはしない方がいいよ。免疫下がるよ
まずはビタミンとタンパク質を増やしてみてね。
食べ物ってとっても大事