ローズウッドです。

 
3/28(火)の読売新聞夕刊に
 
こんな記事が掲載されていました。
 
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高濃度乳房「通知」2割
 
マンモに不向き がん検診で市町村
 
乳房全体が白く写り、マンモグラフィーで異常が見えにくい「高濃度乳房」の問題で、厚生労働省は27日、自治体の通知に関する初の全国調査結果を公表した。
 
約1700市区町村のうち、マンモでわかる乳房タイプを通知しているのは230自治体で、通知予定の115自治体と合わせて2割は対策に動いていた。
 
同省は今後、適切な通知法の検討を始める方針だ。
 
同日開かれた「がん検診のあり方検討会」で報告された。
 
「通知」2割という結果について、同省の担当者は「低い数字ではない」と説明した。
 
一方、高濃度の受診者にマンモの弱点を補う超音波検査があると補足して伝えるなど、その後の対処法を示す自治体は半数にとどまり、情報提供の方法など課題も浮き彫りとなった。
 
検討会では、高濃度乳房を含む乳房のタイプについて受診者の86%が「知りたい」とした川崎市の調査(回答者約1,000人)の結果も紹介された。
 
委員からは「知る権利に応えるべきだ」「通知により余計な不安を与える恐れがある」などの意見が出た。
 
座長の大内憲明・東北大学教授は
「国として何らかの提言をまとめる必要がある」と強調。
 
同省は設置が検討されている高濃度乳房に関する研究班の議論を踏まえ、通知のあり方を模索していくとした。
 
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実は私、似た様な内容を2016年6月に
 
「検診受診者が平等に情報を得る権利」
 
というタイトルで高濃度乳房の通知についてブログに書いてます。
 
今でこそ多少知識も身につき、高濃度乳房がアジア人に多いことを知っていますが、乳がん罹患前は検査を受けていた(ホルモン補充療法を受けてた関係で乳がんリスクが高かった為、マンモと超音波の両方を毎年受診)にも関わらず、そんな知識は持ち合わせていませんでした。
 
よほど関心を持っていない限り、そんなもんじゃないかな…。
 
恥ずかしながら当時はマンモ、超音波検査それぞれ得意・不得意とする乳房のタイプがあるなんて知りませんでしたよ。
 
それに「乳がんは唯一自分で見つけられるがん」と言われてるけど、私の場合は奥深くて乳がんが確定しても自分で触診してわからなかったから一概にそうとも言えませんよね。
 
だから個人的には友達&同僚に自治体の無料検診ではなく、有料でもマンモと超音波検査の両方をしてくれるところが多い乳腺専門クリニックを勧めています。
 
もちろん自治体の無料検診も有効だと思いますよ。
 
自治体によってはマンモと超音波検査を交互にしているところもあるみたいですしね。
 
でもね…
高濃度の受診者にマンモの弱点を補う超音波検査がある、と補足を伝えている自治体があまりにも少ないのはどうかと…。
 
川崎市の調査結果にある様に、誰もが知りうる手段があるのなら「乳房タイプを知りたい」というのが自然なキモチだと思うんです。
 
「不安を煽る」という見方もある様ですが、私は「知る権利」の方を重視して欲しい。
 
これは過剰検診とはまた別の問題。
 
乳房タイプに合った検診方法を行わないと受けていても見逃される可能性があるよ、ということなのです。
 
そして「早期発見」されれば日進月歩…術式や治療方法が広がり、新薬も開発されているのですから一次的にショックは受けても「希望」を見出せるのです。
 
でもこういうことは経験者でなければわからないかもしれませんね。
 
機会があれば友達&同僚にこの様な情報も伝えていければ良いな、と思います。
 
聞いた上で聞き流すか、考えてみるかは各人の自由。
 
でも自分で守れることはやってみて欲しいなと心から願いますクローバー
 
そして…
 
「通知のあり方を模索していく」とあるけど模索ではなく、迅速に進めて行って貰いたいものです。
 
自治体の通知法格差も問題があるし、こういうことはスピード感が大切だと思うからきらきら
 
<乳がん罹患者の本田麻由美さんが読売新聞社会保障部記者である為、読売新聞にはがん医療問題の記事が多く掲載される気がします>
 
 
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