ローズウッドです
頭頸科(甲状腺)定期検診に行ってきました。
5年で解放されると思っていたのに
術中の摘出検体病理検査でタチの悪いものが見つかって…
「 10年は見てください」
と
最初の3年は
造影剤を入れたCTも撮ったけど
今は
・超音波検査
・(腫瘍マーカー含む)血液検査
の2種類だけです。
なぜか3月と7月の乳腺科の採血で急に上がっちゃった肝機能数値。
久しぶりの採血に不安いっぱいでしたが
検査結果は
尿酸値だけHだったけど、特に問題のない範囲らしいです。
<上限値6.0のところ6.3>
肝機能数値も基準値内に戻ってきて
後はほぼオールクリア
そしてね、やっぱり腫瘍マーカーが低いとホッとしますよ
超音波検査も無事クリアしました。
最近、気になる「声枯れ」は直接の関係はないと言われてひと安心。
でも…ちょっとイヤな事がありました
異動や退職が多い大学病院。
手術の時にはいなかった見知らぬF先生が今の主治医ですが、
よく言えば
「気さくで何でも聞けて話し易い」
悪く言えば
「軽くて無神経」
微妙な感じ。
超音波を撮って
「大丈夫ですね」
と言われたんですが
その後ひと言ポロッと…
「いや〜最近、8年・9年目で再発する人が続いてるからね」
なぜに唐突にそんな事を言う
堪らず私
「超音波検査で引っかかっても細胞診しないとわかりませんよね」
と思わず聞いてしまいました。
F先生
「細胞診で確認するけど、超音波検査でこれはおかしいと思ったらほぼ間違いない」
そして
「その場合は手術すれば良いですから」
と明るく軽く言い放ちましたよ、悪意はないんでしょうけどね
聞きたくない事を聞いてしまったな
そして私
「両方の甲状腺を摘出してしまったら生涯、毎日、甲状腺ホルモン剤を服用しなければならないんですよね」
<私は既に片方を取っています>
F先生、サラリと
「そうですね」
それがどれだけショックな事か
深刻な倦怠感や免疫力低下も副作用としてあげられているし
それを気にも止めないのね
「甲状腺微小乳頭がん」
偶然エコー検査で見つかりました。
大人しいがんと言われ進行もゆっくりな為
いきなり手術せず暫く「経過観察」を選択する場合があります。
私もそうしました。
手術に踏み切ったのは…
定期的にエコー検査を受け続けた結果、
リンパに浸潤している
可能性がでてきたからなんです。
やはり実際、手術中に周辺のリンパを
一部郭清しました。
手術は2007年3月。
来年3月で10年。
あともう少し。
それで本当に解放されるのかな
でも絶対に乗り切ります
片方の甲状腺を守ります
何をどうしたら良いのかわからないけど
少なくてもそういう「信念」を持ち続けたいです。
術後、定期検査以外
・ 薬の服用なし。
・その他治療なし。
年月も経過して、どこか安心しきっていたところがありました。
乳がんになって、乳がんの事ばかりに気を取られていました。
でも今回、F先生の何気ないひと言で
乳がんと変わりない再発・転移の可能性がある「がん」なのだ
という事実に引き戻された感じです。
甲状腺微小乳頭がんは一般的に
・放射線照射
・抗がん剤
などの補助療法をしません。
治療の中心は「手術」
手術は基本的に
「甲状腺摘出」と「リンパ郭清」
低リスクの甲状腺微小乳頭がんは手術不要との見解もありますが、意見が分かれるところなんですよね。
でも首から下。
つまり内臓器官に転移をしたら予後が悪い、とも言われています。
自覚症状がないがんなので改めて怖いなぁ、と感じました。
次の検査は半年後の来年4月。
それを最後に「卒業」できるか…。
ちょいブルーな私
明日のキャンサーズナイト
癒してくれるかな