株主優待の無料招待チケットがあったので、観てきました。
現在のイギリス連邦女王エリザベス2世の父君であるジョージ6世のお話です。
映画は、アカデミー賞作品賞・主演男優賞・監督賞・脚本賞を受賞しています。


ジョージ6世:コリン・ファース
王妃エリザベス:ヘレナ・ボナム=カーター
言語聴覚士ライオネル・ローグ:ジェフリー・ラッシュ


監督:トム・フーパー
脚本:デヴィッド・サイドラー



兄が「王冠をかけた恋」によって退位したために、
思いがけず国王となってしまったジョージ6世。
子供の時から重度の吃音症(いわゆる「どもり」)に悩んでいました。
しかし、国王となったからには国民にスピーチをしなければなりません。
おりしもヨーロッパはナチ政権が成立した風雲荒れ狂う時代。
あるとき出会った1人の言語聴覚士の奇抜な療法を受け、
ジョージ6世は国民へ向けてラジオでスピーチをするのです。


王妃エリザベス(エリザベス2世の母。母と長女が同じ名前)は
自分が生前には公にしてほしくない、と許可しなかったそうです。
王妃エリザベスは、1900年に生まれ、2002年に亡くなりました。
エリザベス皇太后として記憶されている方の方が多いでしょうか。


イギリスではR-15指定を受けたそうです。何故にそんな神経質な。
ちょっと「FUCK」と叫ぶところがある程度だぞ。


コリン・ファースがなかなかにCUTEです。CUTEな50歳。
ヘレナ・ボナム=カーターは、アリスの赤の女王をやって
今またイギリスの王妃。可愛らしくもプライドの高い王妃。
この王と王妃の組み合わせがもう「幸せものっ!」でございました。
王になってしまったことは不幸なのかも知れませんが。


よくあるハリウッド映画のような盛り上がりもなく、
史実に基づいて淡々とお話が進んでいきますが、素敵なお話でした。